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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2007年12月24日

ライブ・イン・ボストン1970


サンタさんにもらいました。なんと、ドアーズの新譜であります。
3枚組みのライブ音源。しかも、あまり出まわることのない後期(1970年)の物件です。

http://docsuisha.sapolog.com/e54233.html#more
自他共に認める?ドアーズ好きのわたしですが、

いやあ、この音源は・・・想像を絶するひどさです(爆)
音質はさすがに相当いじくってるんでしょうけど、それでもちょっと気の効いた海賊版レベル。

バックの3人の演奏はミストーンありありだし、キメのリズムがズレてるのもそのまんま。
PAもタコタコで、歌い出しの部分でボーカルをフォローするのを忘れたり、かと思うとオルガンソロの部分でスネアのスナッピーが「ザーザー」鳴ってるのを大音量でず~っと拾ってたり。ギターのロビークリーガーが、オルガンのレイマンザレクに音出してもらいながらチューニングしてるのもぜんぶ入ってる。
なにより、ジムモリソンがぐずぐず、いや、ぐっずぐず
泥酔
してます。いや、きっともっとヤバイものに酔ってます。あるいは、両方かもしれません。

でもね、かっこいいの。いや、数あるブートレッグも含めて、こんなにかっこいいドアーズのライブ音源はちょっと他にないよ。

ドアーズのライブ音源/映像のうち、1967年前後のものは比較的簡単に手に入るのに、後期のものが極端に少ないのは、ジムモリソンのコンディションの問題でまともなライブができてなかったんじゃないかと想像してた(事実、そういう音源もあるし)。



でも、これは・・・ちょっと認識を変えなくてはですかねえ。

はっきり言って、同時期の公式音源「アブソルートリー・ライブ」なんかよりずぇんぜんいいです。

ジムのボーカルのテンションの高さは異常。しかも明らかにへべれけでグズグズの状態から、瞬時に素の状態に戻る場面があったりして、「こいつ、実はぜ~んぶわかってたんじゃないか」・・・なんて思った次の瞬間には、またドロドロに戻ってたりして。

バックの三人のアドリブの応酬も凄まじい。
特に日本では、ドアーズって基本ヘタウマなバンドで、ジムモリソンのカリスマ性だけで持ってたみたいに思われがちでしょ?
逆に、「こういうバンドだからこそジムが好き放題できたんだ」ってことがわかってしまう。

いままでドアーズを敬遠してた「普通のロックにいちゃん」に聴いてほしい。
これはね、凄いですよ!


  

Posted by 独酔舎 at 21:54Comments(0)