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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2008年03月03日

不思議の国のよしだよしこ

ポスター作成など準備から、当日の演奏、PAまで、ココロから楽しんでやれた企画でした。
いつもこうだといいんだけどな・・・

×   ×   ×

東松山『音蔵』初の試みである、プロのライブ。
土壇場になって開演時間の変更などあって、かなり心もとない状況だったのですが、
「恥ずかしくない」ものになったという実感があります。

×   ×   ×

よしこさんのDVD[虹の根っこ]の中に、彼女がたくさんの楽器と荷物をぶら下げて、ものすごくしんどそうに歩いているシーンがあるのです。
モスリンさんからポスター製作の依頼をいただいたとき、あのシーンがぱっとアタマに浮かんで、
「でっかいギターケースを重たそうにぶら下げて、見知らぬ街で迷子になっているよしだよしこ」を描かせていただきました。
あのイラストは、自分の中でも快心の出来です。

×   ×   ×

スタッフはモスリンさんご一家・マッキー星野さん・音蔵オーナーO塚さん、そしてワタシ。
朝10時に『音蔵』に集まって、リハ+PAの打ち合せ。
ここではもう10回以上も歌っているけど、ミキサーをいじって人さまの音を作るのは初めて。
小ホール対応も可能な規模の機材がカウンターバーほどのコンパクトな空間に詰め込まれているので、音の廻りかた等にかなり特殊なクセがあるのですが、オーナーO塚さんのご指導もあって、なんとかカタチになった・・・かな?

×   ×   ×

演奏順は、わたし→マッキー星野→モスリン→よしだよしこ。

近頃トップバッターで演ることが多くて、これがそれなりに好き。
まだ人影まばらな客席をじわ~っとあたためていく感じが、ぴったりハマると結構な快感。
もちろん思いっきりスベることもあるけど。

メインのよしこさんが諸般の事情で九州からのトンボ返りを余儀なくされ、会場入りが遅れる。

わしら前座軍団に与えられたミッションは、よしこさんの到着まで客席を飽きさせず、
かつ、よしこさん到着から出番までの間少しでもカラダを休める時間をこしらえることだ。

おとといのIZUMIのステージが病み上がりをひきずってガタガタだったし、昨日も休日出勤で終日力仕事だった。
正直すごく不安だったけど、旧いレパートリーも含めて、すごく楽にやれた。モスさん、マッキさんのフォローに感謝。

結局40分近く歌って、最後の曲の直前になってよしこさんが無事到着。

×   ×   ×

いつも以上に気合の入ったモスリンさんの歌(近頃「超音波」少な目で、それを補って余りあるウタゴコロを感じます)も良かったが、
久しぶりに観るマッキー星野さんが良くなっててびっくりした。
他人のバッキングで磨いた安定感としなやかさ、なにより唯一無二の個性。

カバーをやることと個性的であることは、決して矛盾する概念ではないんだ。

×   ×   ×

さて、よしだよしこ登場!

“あの”ぼろぼろのマーチンと、活動再開当初からのファンにはなつかしいローデン(これもかなり風格が出てました)。
そして2本のマウンテンダルシマ。
はじめて入手したダルシマのまあるいサウンドホールを、最近リペアショップに依頼してハートのかたちにしてもらったんですと。
ああ、いかにもだなあ、よしこさんらしいなあと思いました。

北海道は白糠で現地の女性から教わったというアイヌの民謡をアカペラで。
これが、ばらりと乾いた歌いくちにとても合っていた。
いつか、トンコリを膝にアイヌ語の歌を歌う彼女の姿が観られたりしたら、きっと楽しいなあ。
また荷物が増えるけど。

×   ×   ×

今回、二階のPAブースでミキサーいじりながら観させてもらいました。

ほとんどが良く知ってる曲ですからね。
「次はダルシマのソロだから、ゲインをぐ~っと上げて・・・
“砂の歌”のここはアカペラになるから、リバーブ深めに・・・
“ア・シ・オ・ト”の2番は歌詞を聴いてほしいから、ギターしぼってしぼって・・・」
などと、薄暗がりのなかフェーダーつまんで一人盛り上がるワタシ。

×   ×   ×

打上げもアットホームな感じで楽しかったなあ!
楽しすぎて飲みすぎて、
今朝は仕事に行くのが辛いこと!
ほとんど這うようにして職場にたどりつきましたとさ。
  

Posted by 独酔舎 at 22:52Comments(8)