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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2008年03月29日

2008夢灯路:第一夜

わたしのステージが始まって15分ほど経ったころ、
事件は起こってしまった。

「あの~、ケンカしてるみたいなんですけど!」
ステージ脇のテントの下で声が上がる。
たしかに、
客席の後方で声高にののしる声が聞こえており、
暗闇の中もつれるような人影も見え隠れしており、
みるみるうちに周囲は黒山の人だかり。

とりあえず、一旦始まったステージ、なにがあってもしまいまでやらねば。

でも、ステージが進むごとに暗闇の中で罵声は渦巻く。
「てめぇ、俺が誰だか知ってんのかよー!!」
・・・しらねぇよ、おまえなんざ。
せいぜいこんな田舎町で、花見酒の勢いでモメゴト起こしてる程度のチンケなやつなんだろ。

そうこうするうちに人だかりはますます大きく、
それに比例して客席はガラガラに。そして、
最後の曲を歌ってる最中に救急車が到着。
あ~あ、とうとう警察沙汰になっちゃったよ。
もはや、わたしの演奏観てるひとなんかだぁれもいないみたい。

×   ×   ×

《追記》
あとから聞いた話では、この一件の“主役”はいい歳をしたおっさん。
べろべろに酔っ払った状態で会場にやってきて、高校生の甥っ子に声を掛けたが無視されて怒り出したのだと。揉みあうことしばし、たまたま隣にいた第三者が騒ぎに巻き込まれて転倒し、頭を打って救急車のお世話になったということのようで。



  

Posted by 独酔舎 at 22:58Comments(5)