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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2011年01月18日

林亭 そして、バーボンストリートブルース

まず、言ってしまおう。
林亭、すばらしかった!

心配された雪こそ降らなかったものの
肌を刺すほどの冷え込みの中、
あとからあとから集まってくるお客さんで
ホンキートンクはほぼ満席。

すごいと思ったのが、
この日集まった5~60人のなかに
38年前に発売された「林亭」のLPレコードを
買った、あるいは持っているひとが
わたしが知りえた範囲だけで4人いたこと。

ちなみにこのLP、
そもそもが200枚しかプレスされていない。
4/200。しかも、40年近い時間をはさんで。

×   ×   ×

いまやセッションマンとして超一流の順平さんが
プレイヤーとしては30年以上のブランクを抱えた
大江田さんをフォローしつつ、
バイオリンその他の弦楽器をバリバリ弾きまくるような
展開を予想していたんだけど、

この予想はいい意味で裏切られたな。

大江田さん、歌うますぎ。
マンドリン/ギター/バンジョーをめまぐるしく持ち替えての演奏も
音数は多くないがリリカルでツボを抑えた
まったく破綻のないものだった。

一方の順平さんは、セッションプレイヤーの時に見せる
厳しい顔が、それこそ拍子抜けするくらいに影をひそめて

ひとつひとつの音を発することを
こころから楽しんでいることが伝わってくる。

なにより嬉しかったのが、
ふたりがお互いを必要としていて
心から尊重し・引き立てあっているのが
PAを通してすら伝わってきたこと。

・・・そうだ。大江田さんが順平さんを頼りに思ってるのと同じくらい
順平さんも大江田さんを必要としているのだ。

そんなステージ上の空気が
静かに客席を満たしていく。

やっていることはとても高度なのに
聴く者に緊張感をいだかせない

まいりました。
林亭、すごいユニットです。

×   ×   ×

打ち上げもたのしかったです!
ホンキーに行くときはいつも車なんで
ふだんは飲まずに帰るわたしも
ゆうべはトコトンいかせていただきました。

館野さんの「109歳のマンドリン」をきっかけに始まった楽器談義やら

順平さんと鈴木まーちゃんの
2本のマンドリンによるアイリッシュセッション
(・・・結局、この日もいちばん得したのはまーちゃんだったよな。)

まーちゃんの語る
「渡さん 秩父から帰らなくなっちゃった事件」の一席

etc etc・・・・・

×   ×   ×

今回 前座の話をいただいたとき、
ごく自然に「バンドでやりたい」と思った。

順平さんのいわば「出世作」であり
高田渡さんのキャリアのなかで
もっともジャズ寄りの作品
ヒルトップストリングバンドの唯一の音源
「バーボンストリートブルース」

その表題曲
キヨシコバヤシさんの軽快なバンジョーソロで始まる
あの名曲を
なんとしても順平さんの前でやってみたい!
と思ってしまったのだ。

結局、わたしのともだちのなかで
“シャレのわかる”マルチプレイヤー
3人にご迷惑をおかけして

演奏曲4曲 リハーサルたった2回
館野さんにいたっては当日ほぼブッツケで

演奏のほうは (当然!)バタバタでしたが
なんとかカタチにはなったような気がします。



「バーボン」やることは林亭のふたりには
ナイショだったのですが
この“サプライズ”を 
順平さんから打ち上げの席でいたくお褒めいただいて

あ~、うれしい(涙)
これだから音楽はやめられんです。   

Posted by 独酔舎 at 21:48Comments(2)

2011年01月01日

あけましておめでとうございます!


ことしもたくさんの「縁」と
出会えますように。
  

Posted by 独酔舎 at 16:24Comments(0)