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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2011年10月23日

おにぎり(あるいは、おむすび) その4

ちなみに、わたしが初めておそわった
おにぎりのつくりかた。

①味噌汁をよそう汁鋺に、ゴハンをこんもり盛り付ける。
 具でもなんでも、このときに入れてしまう。
②もういっこの汁鋺を合わせてふたをする
③ボール状になった物体を、ガ~~~ッと上下に振る。
④できあがり。

・・・おお、なんか まさに
チカラワザっちゅうか
くさいものにフタっちゅうか
今のわたしの生き方そのものだ!!

×   ×   ×

おにぎりってふしぎだなぁ。

昔 たべさせてもらった
おにぎりのことは
こんなに詳細におぼえているのに

そのとき
一緒に入ってた
おかずのことは
なんにも
もうしわけないくらい、
な~んにも覚えていないんだ。

×   ×   ×

ペットボトルのお茶が
発売されたとき
「だれがお茶なんかに
カネを払うもんか!」と思った。

コンビニの棚に
おにぎりがならぶようになったとき
「だれがおにぎりなんかに
カネを払うもんか!」と思った。

・・・いまは、コンビニおにぎりだいすき。
ツナマヨとか、ごましゃけとか
もう、身も蓋もないくらい だいすき。

おにぎりって、不思議なたべものだよな。
あんなに
(文字通り)
「手」がかかってるのに
ぜ~んぜん押し付けがましくなくってさ。

かんたんに済ませようとおもえば
いくらでもかんたんにできて

ゴージャスにしようとおもえば
とことん きりがなくて。

でも、食べるほうにしてみれば
そんな楽屋裏の事情なんか無関係に

ただ、
「特別な日のメニュー」として
てのひらに乗った
そのしっとりと
つやつやした触感が

ああ、今日は特別な日なんだという
不思議な
高揚感が・・・
  

Posted by 独酔舎 at 22:03Comments(0)

2011年10月23日

おにぎり(あるいは、おむすび) その3

ときどきお邪魔する“フォーク居酒屋”
上福岡の「でんつくばんつく」の近所に
「伊勢屋」という和菓子屋さんがある。

和菓子屋だから、本来は
大福とかあんころ餅とかが主力商品なのだけど
わたしは、ここの
五目おにぎりをたべて育った。

茶飯に、
ひじきと油揚げ
紅ショウガが混ぜ込んであって
醤油と酢とごま油の味付けが絶妙で。

まさにマイソウルフード
伊勢屋の五目おにぎり。

でんつくではじめて歌ったとき
初めて遭ったお客さんたちに
MCでこのおにぎりの話をしたら
異常にもりあがってしまって

「ああ、そうか
みんな伊勢屋好きなんだ!」
と 思って、すごくうれしかった。
  

Posted by 独酔舎 at 21:31Comments(0)

2011年10月23日

おにぎり(あるいは、おむすび) その2

思えばわたし自身、
おにぎりの好きな子供であったかもしれない。

×   ×   ×

母親の定番のおにぎりは、
ごはんに「永谷園のお茶漬け」を
ざくざく混ぜて握ったものだった。

父親は豪農の十一人兄弟(!)の末っ子で
およそ 他人のためにメシをつくることなんか
はなからプログラムされていない人間だが

それでもわたしらが
腹をすかせたときには
ソフトボール大のゴハンに
味噌をぬったくったにぎりめしを
たべさせてくれた。

遊園地で
プールサイドで
ほこりっぽい校庭のかたすみで

そんな
巨大で雑なにぎりめしを
なんど喰ったか

思い出せない。
  

Posted by 独酔舎 at 21:22Comments(0)

2011年10月23日

おにぎり(あるいは、おむすび)

就寝前の子供(6歳)が、とつぜん
「おなかすいた!おにぎりたべたい!」と言い出すことがある。

ばんごはんはよく食べたし、
歯も磨いちゃってるし
良くない傾向だなぁ、と思いつつ
それでも数回に一度は

わたしか かぁちゃんの
どちらかが
(せっかく)洗物を終えたばかりの
台所に立つことになる。

大き目のお皿か
マナイタのうえに
ふたつかみっつの
ちいさなゴハンの山をつくり、

それぞれにちがった
ふりかけをまぶして

(こういうときのために
ふりかけやお茶漬けが
安売りしていると
数種類購入しておく)

具はたいてい梅干だけど
(うちの子は
遠足のオヤツに
「干し梅」を買ったくらいの
梅干しフリーク)

瓶詰めのほぐし鮭だったり
明太子だったり
思いつきで、そのときあるものを。

で、一口大に握って
海苔をいいかげんに巻いて
お皿や小鉢のうえに
それらしく並べてみる。

×   ×   ×

もともと食の細い子だし、
くりかえしになるが
晩御飯はきちんとたべているし
そんなにおなかがすいてるわけはないのだ。

ただ、一日が終わってしまって
でも、もうちょっと遊びたかったり
絵本を読んでいたかったり
テレビをみていたかったり

そんなココロのすきまに
一口大のおにぎりが
なんとなくスポッとおさまって

しかたない、おとなしく寝てやるか

という気持ちにさせるのかもしれない。


  

Posted by 独酔舎 at 21:09Comments(0)

2011年10月11日

カンパネルラとカルボナードの間


夏草だらけのホームの上で
赤信号がともっている
汽車なんかどうせ来やしないのにね
駅の名前はカンパネルラ
僕の旅のはじまりの場所

波に洗い清められた
防波堤の先っちょに
二十歳の僕がまだへばりついてた
たどりついたのはカルボナード
石段だらけの漁師町

涼しい風が吹いてくる
トンネルの
奥のほうから

無理矢理に 引き剥がされた
未来の付け根に
滲んだ血が
どうしても 止まらない


海辺の町にはその昔
マハラジャが住んでいた
かなわないことなんか何も無かった
夢のお城は店じまい
眼の高さまではむきだしの赤土

断ち切られてしまったこと
否応無く続いていくこと
それはいいとか悪いとかじゃなく
ただ時間は過ぎていく
カンパネルラとカルボナードの間で

サルベージ船が沖をゆく
今日も暑いよ
そろそろお昼にしないか?

何があろうと腹は減るし
春には花も咲くだろ
みていてごらん
もうすぐさ きっともうすぐさ

夜明け前 浅い眠りの中で
きれぎれの
汽笛の音を聴いたんだ

見上げれば 鉛の空に
青白く光るRailway
その先は
どこにも続いていない

涼しい風が吹いてくる
トンネルの
奥のほうから

無理矢理に 引き剥がされた
未来の付け根に
滲んだ血が
どうしても 止まらない
  

Posted by 独酔舎 at 21:21Comments(1)