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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2013年02月17日

なめとこ山の熊

下北沢に佐藤GWANさんのライブ観に行ってきた。
何しろあの「ラカーニャ」なのでお店の雰囲気も良く、
客席にはひさしぶりの顔がたくさん。
ライブは2部構成の完全ソロライブで、
おひさしぶりのGWANさんをどっぷりと楽しめました。

おなじみの曲に混じって、新曲がふたつ。
福島沿岸の避難地域をテーマにした「わがんね」

GWANさんのルーツである福島訛りが効いてました。
佐久間順平さんとの共作は、いかにも順平さんらしい
ちょっとクラシカルなメロディーライン。

第一部の終盤、
最近のライブで定番になりつつある朗読のコーナー。
この日は、宮沢賢治の「なめとこ山の熊」でした。
長いお話を一気に聞かせてしまうのはさすがです。

・・・しかし、
小学生のときに学校で読まされたときには
なんのことやらだったけど、
こんなにすごいお話しだったんだな。

童話というにはあまりに
根源的であり、今日的なテーマでした。
「活力ある社会、競争して勝ち抜こう!」
てなことを軽々しく口にするひとたちに
是非とも読んでほしいです。

主人公の熊撃ち猟師が
殺戮の輪廻から解き放たれるラストシーン
その余韻の残るなか、
第一部ラストは「ほんのちいさなうた」。
静かに静かに歌われる、
無条件の共生のうた。

やっぱりこのひと、すごいシンガーです。

×   ×   ×

さて、次回のわたしのライブは
(たぶん)はじめてお会いするかたたちとご一緒です。
おふたりとも、かな~り個性的なシンガーのようで
いまから戦々恐々・・・いえ、楽しみにしております。

2/24(日)
国分寺『giee』
開場18:30
開演19:00
チャージ¥1500+オーダー
出演:都良祐(vo,uke,etc)
井形大作(vo,g)
独酔舎
国分寺市本町2-3-9
三幸ビルB1 http://giee.jp/about   

Posted by 独酔舎 at 08:52Comments(0)