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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2014年05月25日

友部正人@ホンキートンク2014

グレーのシャツにグレーの帽子、
ギターケースと旅行鞄を携えた友部正人が、

まるでたまたまそこに通りかかったみたいに
ステージに現われた。

・・そこから、淡々と演奏の準備を進める、
その過程そのものかまるで一幕の芝居であり、
儀式のようでもありました。

あれで、会場まるごと持っていかれた!

歌詞が飛んだり、
歌ってるうちにちょっと煮詰まったのか、
途中でパスしてしまったりとかもあったけど、

そんなの軽々と乗り越えて、
次へ次へと言葉をつむいでいく。

友さん独特の、
ノーエフェクトのざらりとした音質も
今回はぜんぜん気にならなかった。
(人知れぬ苦労があったのかも知れないけど>PA)

・・・ゆうべの友部正人は、
これまでみた友部正人のなかでいちばん凄かった(笑)

個人的には、
「マオリの女」と「愛について」かな。
まさに「名場面」でありました。  

Posted by 独酔舎 at 05:50Comments(0)

2014年05月14日

「三角君」

むかし、あるひとがビールの自作に挑戦した。
まだ、ネットも未発達な時代に
ある種のコネをフル回転して
某国製の〝ビール醸造キット〟をゲット!

労働力は、物好きな友人や後輩たちを動員し、
日の当たらない書架と書架の隙間に置かれた大鍋のなかで
「ビールの赤ちゃん」がふつふつと産声をあげた。

×     ×     ×

できたての麦汁の中には、
ものすごい種類の菌類がひしめいている。
それが、発酵が進むにつれて駆逐され、
最終的に「酵母の一人勝ち」の状態になっていくのだという。

そのひとは、毎日麦汁の状態を
高倍率の顕微鏡(・・・なんでそんなものが!)で観察した。

確かに、「その他大勢」の菌のひとたちは
日に日に姿を消して、
ぷちぷちと愛らしいビール酵母がそだっていく。

・・・しかし、
ど~しても一種類だけ、
そのひといわく
〝なんかへんな三角形の〟菌が

ど~しても
ど~~しても
ど~~~しても、消えてくれない。

いちおう、人の口に入るものだから
(・・・わたしはヤダ)
規定外のものが混ざっているのはまずい。
温度であるとか、水分であるとか、
ずいぶん苦労したようなのだけど、

結局、その「三角君」は消えてくれず、
発酵が極まって、酵母のほうがへたってしまった。

大鍋の中身が、排水溝に流された夜、
市販のビールで、めでたく〝残念会〟がいとなまれた

・・・のだ、そうだ。

  

Posted by 独酔舎 at 21:24Comments(0)

2014年05月12日

グスコーブドリの伝記

http://wwws.warnerbros.co.jp/budori/
劇場で見逃したのを、たんぽぽさんが録画しといてくれたのを
くりかえし観ております。

うちみたいな田舎の街には、
こういう小規模かつ良質な映画の番組は
ほとんど廻ってこず、

そもそも、映画の存在じたい
去年、花巻の「賢治記念館」に行ったときに
ロビーの特別展で知ったというくらい。

基本、登場人物は「猫」であります。
あの、アニメ版「銀河鉄道の夜」のチームの作品ですからね。
そのなかに、人間チックな輩がわんわとでてくる
シーンがあって、
その意味合いがまた、
なんとも意味深であったりします。

「自己犠牲」みたいのに
アレルギー反応を発症するかたもおいででしょうが
たぶん、いちばん言いたいことは
その、もうちょっと奥の方にあるので
しばしご辛抱を。

ごく短い作品を、長編映画に仕立てるためでしょう

いろいろと独自の解釈を織り込んだ部分もありますが、
わたし個人としては、原作への思い入れ
過剰な愛情の発露で
許せる範囲であったかなと。

キーワードとしては、
「寒さの夏」「死神」「最後の審判」

法華信者の賢治がみれば
複雑であるかもしれませんがね。

とてもいい作品です。レンタルなどでみかけたら、ぜひ!  

Posted by 独酔舎 at 21:44Comments(0)

2014年05月11日

ていねいに ていねいに

新規にCDを置かせていただけるお店ができまして、
いわゆる「音楽」のお店ではないので、
なにかしら文章があった方がいいのかな?と思い、
引き札的なものをつくりました。

この、引き札の上に
めんどくさい色合いのCDが
どん!と、のっかっております。

とてもたくさんにひとたちに手伝っていただいて
できたCDなのに、

ちかごろ、ちょっと
扱いがぞんざいになってないかい?
そんなこともあって、


ここしばらく、
ちょっとはがんばってみようかと思います。
life引き札
  

Posted by 独酔舎 at 08:14Comments(0)

2014年05月11日

茨木さんのこと

あたらしいユニットで、
(ああ、名前は「ペンギンとシロクマ」で決まりそうです。
おさわがせしました。)

「生きているもの 死んでいるもの」といううたを
とりあげております。

もともとは、茨木のり子さんの詩に
吉岡しげ美さんが曲をつけて歌っているものです。

この歌の存在は知っていたのですが、

先月、駒込「どぅたっち」で
中川五郎さんがこれを歌っているのを聴いて、
ああ、なんてすごい歌なんだろう、と。

10年近く前のこと
佐藤GWAN博さんがらみで知り合いの
岡崎カコさんというシンガーが
これをカバーしていまして、

今回、確認してみると、
カコさんは、役者/シンガーの
青木ともこさんが歌っているのを聴いて好きになったという。

青木さんといえば、
中川五郎夫人ですから、

なんてことはない、最後はぜんぶ
五郎さんに集約されていくのだという。

×     ×     ×

今回、この歌をうたいたくて
まずはYOUTUBEとかで
いろいろ音源をあさったのだけど、
これがぜんぜん流通してない。

これはもう、カコさんに生で歌ってもらうしかないと思っていたところ、

某・密林で
吉岡さんによる茨木のり子さんの追悼盤が
中古で出ているのをかろうじてゲット。

ネットを通じて
世界中のどんな音楽でも映像でも
手に入るような気持になっているけど

じつは、ぜんぜんそんなことないんですよね。

ついこないだなくなった
高坂一潮さんのCDも
(・・・・いつでも手に入る)
ようなつもりでいたのですが、
なかなか大変なことになっております。

自分がここちよい場所や・人や・ものや
音楽は、自力で本気でちからづくで
守っていかないといけない時代のようです。

×     ×     ×

そんなこんなで
いま、茨木さんにかかわるものを
ぼちぼちとさかのぼりながら読み漁っております。

二十代のころ
「自分の感受性くらい自分でまもれ、ばかものよ!」
と、おこられて
「ひいい、わたしがわるうございました!」
と、しっぽを巻いてしまっていらい

なんとなく敬遠してしまっていたのだけれど、
いまあらためて読んでみると
なんと丁寧で、情愛に満ちた文章を書く人なのだろうと
思い知らされます。

今 読んでいるのは、これ。
40年ちかく前に出版された
10代の若者向けの詩論ですが、
その内容は鮮烈です。

ちなみに、茨木さん本人の詩は
ほとんど出てきません(笑)
茨木さんのこと
  

Posted by 独酔舎 at 07:52Comments(0)

2014年05月10日

「(Yes, we were) Standing at the Crossroads」 完了

「チャリティーイベントのタイトルを考えて」
と、やなぎさんからメッセージが来た。

ちょっと考えて、
「Standing at the Crossroads。ベタだけど。」
と返信した。

しばしあって、また返信。
「それでいきましょう。ベタだけど。」

そうか、やっぱりベタかなあ、と思って、
あたまに(Yes, we were)と、ワンフレーズくっつけた。

ちょっとディスプレイから顔を離してながめてみたが
やっぱりベタなものはベタなままだった。

×     ×     ×

同じライブハウスつながりのミュージシャンの関係って微妙だ。
対バンでない限り、ブッキングは別々の日になるし、

まして旅回りのときには
地元で活動していてある程度の集客ができるひとと
組んでいただくことがほとんどだから、
アウェイのミュージシャンどうしは
ほとんどその場所で顔を合わせることはない。

今回のチャリティーのメンバーだって
個別には交流のあったひとたちだけれど、
若干の例外を除いて、Crossroadsでの出演日は別々だ。

それでも、
「あの階段が狭くて急で器材の搬入が・・・」とか
「あそこの壁に掛かってたあのギターが・・・」とか
とりとめもなく話題がつながっていくのは

なんとも不思議なけしきだ。

×     ×     ×

10年越しでその存在を知りながら
やっとお会いできた「独唱パンク」チバ大三さん。

激しい演奏スタイルと、
挑みかかるような視線に乗せて語られる詩の世界は
しかし、生命への愛情と信頼によって支えられている。

(あ、ひょっとしてこのひと、俺と同じ方向見てる?)
と思ったんですが、
どうですかね、チバさん?


原田K介さんは、
例外的にCrossroadsで共演させていただいたかた。

彼が表仕事の関係で頻繁に三陸沿岸に通い、
その都度お店でライブをやっていた
いわば「常連」であったためだ。
なにしろ、盛岡では3度もお会いしてるのに
東京で会うのは初めてだもんね(笑)

普段は物静かで物言いもぶっきらぼうだが
ステージでは、お茶目でサービス精神旺盛な
もうひとつの顔が立ち上がる。

やぎたことは、
もうずいぶん長いつきあいだ。
特にやなぎさんとは、
もう10年以上になるか。

ステージ狭しと並べた楽器類を駆使してのハッピーな演奏は
いまや、トラッドフォークの世界では知らぬ者のない実力派。
きっと、このままもっともっと先まで走っていくんだろうなあ。

こんど「ばった屋」と対バンできたらいいね、と言って別れた。

水野たかしさんとお会いするのは、
震災の春、夢灯路が中止になったとき
満開の桜の下で、完全アンプラグドの同時多発ライブ
「勝手に夢灯路」をやらかした
あれに、出演していただいたのが最後。

それでも、並んで座ると
まるで昨日会ったとき続きのように
自然に会話がながれていく。

プラグインしてがっつんがっつん弾く姿もかっこいいが、
アンプラグドだと、水野さんが通過してきた
幅広い音楽が垣間見えて好きだなあ。

×     ×     ×

*カンパネルラとカルボナードの間
*3-11
*奴らの足音のバラード
*アフリカの月

短時間だけど
ギターがしんどかったけど
信頼おけるひとたちの前で
ひとことひとことかみしめて
しっかりと歌えました。

別れ際、チバさんと握手したとき
「歌がオモタイですね!」
と、言われた。

(げっ、このひとに言われるか!)
と、ちょっと引いたら、
それが表情に出たんだろう。

ちょっと考えて、
「言葉に体重が乗ってますね!」
と、言い直してきた。

(体型を見て言ったのかな?)とも思ったけど、
褒めてもらったんだと
素直に喜ぶことにした。

  

Posted by 独酔舎 at 13:14Comments(0)

2014年05月08日

Standingat the Crossroads!(十字路に立って

岩手県盛岡市
不来方城のふもとに
“Crossroads”
という名のライブハウスがあった。

薄暗い店内には
夜ごとブルースや
マヌーシュジャズが流れ、

あまたの旅の唄い手たちが
思い思いの音を残して
この「十字路」を通り過ぎて行った。


しかし、2014年4月
近隣の失火により
“Crossroads”は全焼。

これは、首都圏に住む“Crossroads”ゆかりの
唄い手たちによる、復活支援チャリティーライブである。

×     ×      ×

5月9日(金)
盛岡クロスロード支援チャリティー
「Standing at the Crossloads」
@高円寺『炎の雫』
杉並区高円寺北3-2-15
八字ビル 2F
03-5373-8589
http://honoonoshizuku.jimdo.com
19:30~
¥2000(オーダー別)
+カンパ
出演:
やぎたこ
独酔舎
水野たかし
原田K介
チバ大三
※首都圏で活動する、「クロスロード」ゆかりのシンガーが集結します。
「クロスロード」知らないかたも、このメンツにピンときたら是非!Standingat the Crossroads!
  

Posted by 独酔舎 at 07:07Comments(0)

2014年05月08日

5月中盤以降のスケジュール

5月9日(金)
盛岡クロスロード支援チャリティー
「Standing at the Crossloads」
@高円寺『炎の雫』
杉並区高円寺北3-2-15
八字ビル 2F
03-5373-8589
http://honoonoshizuku.jimdo.com
19:30~
¥2000(オーダー別)
+カンパ
出演:
やぎたこ
独酔舎
水野たかし
原田K介
チバ大三
※先日、火事で全焼した盛岡のライブハウス
「クロスロード」支援のためのチャリティー。
首都圏で活動する、「クロスロード」ゆかりのシンガーが集結します。
「クロスロード」知らないかたも、このメンツにピンときたら是非!

5月17日(土)
月丸企画@上里ウニクス
入場無料・出演者多数
わたしの出番は13:00~

5月31日(土)
東京琉球館『どぅたっち』
→「居酒屋『語り亭』」
http://dotouch.cocolog-nifty.com/blog/2014/04/post-ede8.html
館野公一さんの企画にお邪魔させていただきます。
「ばった屋」の映像で
館野さんが気になった人はおいでおいで。
開店午後7時ごろ・閉店午後11時ごろ。
もちろん「居酒屋」なので、
いつ来ていつ帰っても
オッケーだとおもいます。
  

Posted by 独酔舎 at 06:22Comments(0)

2014年05月04日

独酔舎&ゑ川史子(仮称)

きっかけは、
加川良さんのライブの前座仕事での
共演でございました。

「秩父に、『教訓』をええかんじに弾き語る
クラシックのピアニストがいる。」
なんじゃ、そりゃ。

で、観てみると、確かにいい。
すべてを「なんちゃって」で押し流してきた
わたしには絶対的に欠けている「本物感」がある。

その後、ここ一番という演奏でお手伝いいただいたり
CDに参加していただいたりしていくうちに、

単に「上手な鍵盤弾き」という以上に、
マルチな才能と感性の持ち主であることがわかり、

「ああ、おもしろい。このひとの凄さ・オモシロさを
もっともっと、ハクジツのもとに晒してみたい!」

・・・ってんで、少々強引に
ユニットを立ち上げてみました。
人呼んで、

独酔舎&ゑ川史子

・・・哀しいほどそのまんまやん。
(ノД`)・゜・。

×     ×     ×

昨日の「風と土の館」
じつはこの、哀しいほどそのまんまなユニットの
デビュー戦でありました。

それまで1~2曲の構成がほとんどだったわしらにとって
いきなり30分という
それはもう天文学的な長丁場。

それなりに練習は重ねてきたはずなのに、

つまづきました(わしが)。
間違えました(わしが)。
とっちらかりました(わしが)。

高校時代、
うまれてはじめてバンドでスタジオに入った時の
ヒサンな光景がフラッシュバックしました。

・・・でも、すごく楽しかった。

共通のバックボーンのうえで成り立っている
「GWANさん+荒川団+独酔舎」や、
「元祖ばった屋」の、あのなごやかさとは違う

赤道直下における、ペンギンとシロクマの邂逅。
まさに異種族の饗宴(笑)

×     ×     ×

さいわい、打ち上げでもあんまり怒られなかったので、
しばらくは続いていくように思われます。

・・・薄い目でみてやってくださいませ。

あと、ユニット名募集中です(泣)  

Posted by 独酔舎 at 21:35Comments(0)

2014年05月04日

路傍のうた

東松山市を舞台に活動する
NPO「まちづくり楽会」。
縁あって、もう4~5年もおつきあいいただき、
郊外の古民家を舞台にしたイベントでの演奏を
やらせていただいております。

今回、スタッフの
雑貨店「七竈」店主・屋代さんに
「単にいろんなひとが演奏しますってだけでなく、
なにか企画の名前があったほうがいいわね」といわれて

ほとんど思い付きで出してみた
『路傍のうた』。

かつて、京都で「やぎたこ」と共演したときに
フライヤーに乗せたフレーズです。

みちばたで出会ったうたびとたちが
その場の風に誘われて
自然に音を出しはじめて、

これまた偶然にとおりかかったひとたちが
なんということはなく、その景色に立ちあっている。

×     ×     ×

今回は、Feelのおふたりと、おとさんにお手伝いいただきました。
スタイルは違うけど、
このシチュエイションにぴったりのラインナップだったかな。
木造家屋のウッディな響きが、心地よかったな。
ありがとうございます。また遊んでくださいね。

えっ

わたし!???
(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)(゚Д゚;)

(以下、次号)  

Posted by 独酔舎 at 21:34Comments(0)