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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2015年12月28日

暮れの元気なご挨拶(死語)2015

ことしもいろいろありました。
ちょっと早い気もしますが、
このへんで、まとめておきましょ。

最大のトピックとしては、
シンガーソングライターによる歌と朗読のイベント
=『古書店音楽会』の立ち上げ

それを契機として、佐藤GWANさんの朗読ワークショップだったり
ドラマリーディング(朗読劇)への参加だったり
「語り」の世界への関わりが、前面に出てきたことでしょうか。

あとは、なんといっても
「口琴」かなあ(笑)

表仕事と、音楽の境目が、
とてもいいかたちでくずれはじめた一年でした。

1月 国分寺「giee」よしだよしこLIVE O.A.元祖ばった屋
   佐藤GWANさんと福島ミニツアー
   福島「ふれっと」〜郡山「OLD SHEPP」
2月 冬眠
3月 岩手ミニツアー
   釜石「UP&DOWN DAY」〜盛岡「みかんや」
   東松山「あふたーゆ」古書店音樂会w/高橋完治郎・ゑ川史子
   東松山「まちカフェ」佐藤GWAN博 朗読ワークショップ
   寄居「さち庵」佐藤GWAN博LIVEゲスト
4月 東松山「夢灯路」ぺんくま&ソロ
   国立「かけこみ亭」w/ひでまん・館野公一
   東中野「じみへん」ぺんくま w/やぎたこ
   上板橋「TokyoWorld」w/圓三・あんどう・miti・49歳たま
   東中野「じみへん」佐藤GWAN博LIVE O.A.ぺんくま
5月 東松山「B級グルメまつり」ぺんくま
   東松山「レトロポップ食堂」ぺんくま w/古澤ひかり
   東松山「レトロポップ食堂」ぺんくま w/やぎたこ ならじん&そる亭
6月 東松山「レトロポップ食堂」月丸企画
7月 上福岡「音喫茶一乗」ぺんくまワンマン
   滑川町「ギャラリーかぐや」ドラマリーディング
   東松山「あふたーゆ」古書店音樂会 w/高橋完治郎・ゑ川史子・古澤ひかり
8月 深谷「農林公園LIVE」ぺんくま
   御茶ノ水「ウッドストックカフェ」ぺんくまワンマン
   横浜赤レンガ倉庫「ウクレレピクニック」ぺんくま
   東松山「レトロポップ食堂」西沢和弥LIVE O.A.ぺんくま
   東松山「丸木美術館」ドラマリーディング
   東松山「レトロポップ食堂」ドラマリーディング(独酔舎ミニライブ)
9月 滋賀「伊吹山音楽祭」元祖ばった屋
   東松山「やきとりんピック」
   鶴ヶ島脚折公民館にて朗読「裸川」w/細谷芳江
   前橋「クールフール」w/高橋だく・ゆう吉
10月 国分寺「giee」w/館野公一
   東松山「レトロポップ食堂」よしだよしこLIVE O.A.ぺんくま
   皆野「ホンキートンク」加川良LIVE O.A.ぺんくま
11月 前橋敷島公園バラ園「音の森」ぺんくま
   熊谷市某所「口琴ライブ」
   滑川町保育室「キッズかめめ」佐藤GWAN博 朗読ワークショップ
   東松山「風と土の館」秋のフェスタ ぺんくまw/Kana Sato
   長瀞「紅葉祭り」ぺんくまワンマン
12月 東松山「レトロポップ食堂」5周年パーティー ぺんくま
   入間「アトリエワタナベ」香元博展 ぺんくまワンマン
   東松山「バサラ」年越しLIVE ぺんくま

来年も、おもしろいことしたいなあ。
・・・って、ことしもまだおわってませんがな。  

Posted by 独酔舎 at 23:34Comments(0)

2015年12月01日

竹内浩三のこと。

竹内浩三の『筑波日記』を読んでいる。

竹内浩三は、詩人である。

と言っても、整然には一冊の詩集も出版されてはいない。
学生時代に、いくつかの同ガリ版刷りの同人誌に関わり、
卒業と同時に動員されて兵隊さんになってしまい、
・・・終戦の年の春にフィリピンで戦死する。

『筑波日記』は、彼が入営直後、
茨城の筑波山麓の空挺部隊で過ごした日々をつづったメモだ。

仲の良かった姉に、宮沢賢治の詩集を送ってくれるようにねだり、
送ったその詩集が、姉のもとに送り返されてきた
ほとんど手つかずで帰ってきたその詩集の中身は、
じつは刃物で四角くえぐられており、

そこに隠されていたちいさな手帳が、

この『筑波日記』の原稿であるのだという。

「反戦詩人」、みたいな採りあげられかたもする。
でも、この日記に登場する浩三は、

(わたしと同じ)どこまでも「消極的厭戦主義者」でしかない。

日々の訓練のしんどさに文句をたれ、
休暇には料理屋のはしごをして、
そのレポートを「ぐるなび」よろしく書き連ねるような、

(・・・偏見ですが、たべること、
たべさせることに手を抜かないひとは、信用できます)

そして、ときには、近しい上官といっしょに、
憎き米英をやっつけるための「新兵器」の構想に
想いを巡らせるような

ほんとにほんとにふつうの、

こちらのてもとに引き寄せる必要すらないくらいの、
弱気な、付和雷同的な、ふつうの兄ちゃんなのです。

そして、この常軌を逸した普通さこそが、
いや、当時誰もが持っていながら書き記すことを許されなかった「普通」を、
まるで時代遅れのスパイ小説みたいな

秘めやかな いたずらっぽい やりかたで

この世に残していったことが、

いま、竹内浩三が再評価されているゆえんなのでは
ありますまいか。

×    ×     ×

戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
遠い他国で ひょんと死ぬるや
だまって だれもいないところで
ひょんと死ぬるや
ふるさとの風や
こいびとの眼や
ひょんと消ゆるや
国のため
大君のため
死んでしまうや
その心や

白い箱にて 故国をながめる
音もなく なんにもなく
帰っては きましたけれど
故国の人のよそよそしさや
自分の事務や女のみだしなみが大切で
骨は骨 骨を愛する人もなし
骨は骨として 勲章をもらい
高く崇められ ほまれは高し
なれど 骨はききたかった
絶大な愛情のひびきをききたかった
がらがらどんどんと事務と常識が流れ
故国は発展にいそがしかった
女は 化粧にいそがしかった

ああ 戦死やあわれ
兵隊の死ぬるや あわれ
こらえきれないさびしさや
国のため
大君のため
死んでしまう
その心や

  

Posted by 独酔舎 at 20:51Comments(0)