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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2023年01月29日

祟る樹、その後

ちょいとわけあって、5年前のSNSの記事から転載です。
(2018年6月10日)

×     ×     ×

ひさしぶりに大滝村(現・秩父市)まで行ってきました。
「祟る樹」に逢いに行ったのです。
http://docsuisha.sapolog.com/e332454.html
樹齢350年、誰にも切ることができない。
切ろうと鋸を入れても、鋸の歯が通り過ぎるそばからわりわりとくっついてしまう。
それどころか、手を出した者には恐ろしい祟りがふりかかる。

このAAA級の祟り物件・「切りきらずの楢」と出会ったのは、
いまから20年近く前、
奥秩父の山奥の現場に飛ばされたときのことでした。

昼なお暗い谷底に真っ黒な枝を広げていたこの樹も、
押し寄せる開発の波にはあらがえず、
いまはダムの底に沈んでいる・・・はずでした。

この「切りきらずの楢」の一部が、
ある場所に移されて保存されているという情報が!
これはもう、逢いに行かなくては!

というわけで、しのつく雨のなか、
滝沢ダムのほとりの「塩沢望郷の丘」に行ってきました。

楢は・・・高さ1mほどの切り株だけが残されて、
屋根が差しかけられ、
注連縄が張られて、祠堂のような風情。
そうかぁ、あんた、ここにいたのかぁ。

根の又のところに小さな厨子が置かれて、
お酒とお賽銭が供えられていました。

周辺はきれいに掃除されており、
ダムに沈んだ集落の住人たちが、
たまに訪れているのかもしれません。

お詣りしていると、雨が強くなってきました。
もう帰らんとね。

帰り道、山肌に白い斑の入ったマタタビの葉がちらほら。
近くで見ると、お茶の樹の葉ににた白い可憐な花がたくさん咲いていました。
猫好きさんへのお土産に、蔓を少々いただいてきました。
秋口くらいに、こんどは実を取りにこようかねえ。





  

Posted by 独酔舎 at 16:20Comments(0)

2022年09月16日

お墓詣り

https://www.facebook.com/100003143667418/videos/831746864659278/
お墓詣りに行ってきました。
うちから2時間かからないくらいで、わりと近かったです。
富士山のふもとで風光明媚なところなのですが、
あまりに近すぎてかんじんの富士山が見えないのがつらいところです。
ひろいひろい霊園の一角。
わりと見つけやすいところにあります。
近くの歩道にクルマを停められるので、
脚の悪い方でもだいじょうぶです。

近くに水場があって
桶とかひしゃくとかはあるのですが、
掃除道具とかはないです。
お線香に火をつける場所もないので、
ライターとかチャッカマンとか必要です。

土日は、管理事務所にいろいろ揃っているのかな。
まあ、平日でも周囲のコンビニに生花のコーナーがあるのでだいじょうぶです。

お土産は、富士五湖道路の須走のインター近くに道の駅があって、
パンチのきいた自衛隊グッズがあったり、
なんかアニメの聖地みたいでそちらのグッズも充実してたりで、
ご本人も退屈すると冷やかしに行ってるかもです。

以上、現場から中継でした。  

Posted by 独酔舎 at 18:07Comments(0)

2022年02月20日

やなぎさんのこと

いまでこそ、アコギ(しかもエレアコ)弾いて
ちょいとばかりメロウな歌を歌ってれば
「いよっ、フォークシンガー!」なんて
呼ばれちゃったりするのだけど。

個人的に、「フォークソング」は「民謡復興運動」だと思ってる。

①旧い民衆の歌を掘り起こして
 検証し、再生し、

②ついには「歌が産まれる場所」を復興し、実践していこうとする

ラジカルな試みなのだと思ってる。
(なにせ、それは「プロの歌い手」の否定にすらつながるのだ。)

その意味で、やなぎさんは
「フォークソングの体現者」だったと思う。

①の検証と再生のための実験室(ラボ)として「やぎたこ」があり、
②の復興と実践の場として、彼の生き様=ソロがあったのだと思う。

フォーク第一世代のひとたちは、
①を「たしなみ」として共有し、
②を「表芸」として押し出した。

でも、やなぎさんには
①を共有できる同世代以下の仲間がいなかった。
だから、①②込みで「表芸」とするしかなかった。

彼の実験に最後までつきあった
辻井さんは、ものすごくしんどかったろうなあと思うし、
いつか①と②の幸せな融合を
観てみたいなあと、願っていた。
いまとなってはそれも果たされることのない夢だ。

ここで敢えて言いたいけど、
上に書いたことどもですら、
やなぎさんの音楽のほんの一部でしかない。
家事で焼けちゃった彼の部屋の押し入れには、
タンスみたいなエフェクトラックと
巨大なマーシャルのキャビネットが出番を待っていたんだ。

こんなこと書いてると、
またどこかでやなぎさんが、
タバコのフィルターをくちゃくちゃ噛みながら
へそ曲がりな笑みを浮かべている気がするから、
今日はこのへんにしておくよ。

おやすみ。
  

Posted by 独酔舎 at 13:21Comments(0)

2022年02月17日

ヒゲの子

川越『曼陀羅』が上福岡にあったころのこと。
わたしの実家は『曼陀羅』のすぐ近所だったので、ライブのあと、よく共演者を実家に泊めていた。
母親が亡くなるちょっと前、
あるシンガーのことをしきりに気にしていた。
「そういえば、あのヒゲの子は大丈夫かい?
 ちゃんとご飯たべてるのかい?」
かあさん、「ヒゲの子」がそっち行ったから、
何か美味いもの食べさせたげて。

  

Posted by 独酔舎 at 15:39Comments(0)

2022年02月17日

DELETE

ゆうべ、訃報を受け取った後の記憶がない。
友達にメッセージを送ったり、いろいろやってたはずなのだけど。

朝、いつものように四時半に起きて、
(そういえば、めずらしく目覚ましが鳴るまで目が覚めなかった)
家族の朝食と弁当を作って、
自室に帰ってパソコンを開き、SNSを見てやっと思い出した。

そうか、死んだのだっけ。

よく、ドラマや小説のからくりで
心は「辛い思い出」を削除してしまう、というのがあるけど、
実際に経験するのははじめてだ。

そうだ。わたしのこころは、この「死」を拒絶している。
自分のふた親のときですら、こんなことはなかった。
  

Posted by 独酔舎 at 15:23Comments(0)

2019年02月06日

伊奈半左衛門を知っていますか?

昔、一緒に働いていた若者が職場に訪ねてきました。彼はいま埼玉県伊奈町に住んでいるのですが、あれこれ話しているうちに、地元の伊奈町が「伊奈半左衛門忠次」で盛り上がっている、というマニアックな話題に。

×    ×    ×

伊奈半左エ門を知っていますか?
江戸時代の幕臣で、家康の関東入府とともに三河からやってきて、現在の伊奈町に領地を与えられ、
主に土木事業をもって幕府に仕えた一族です。

初代の半左衛門忠次は江戸開幕にあたって当時江戸湾に注いでいた利根川の流れを東に替える大事業を命じられ、
二代忠治、三代忠克と、三代かかってこれを成し遂げます。

関東平野の広い地域が水害から救われ、利根川の水運は徳川三百年の流通経済政策の要となります。

このへんのサワリは、今年の正月時代劇『家康江戸を建てる』でとりあげられましたね。
忠次を演じたのは「孤独のグルメ」の松重豊さん。いかにも一癖ありそうな魅力的なキャラクターでした。

×    ×    ×

江戸時代中期の1707年

「南海トラフ」を震源とした広域地震が発生。

富士山が大規模な噴火を起こし、現在の伊豆地方から神奈川県西部にかけての広い地域が火山灰に埋まります。

このとき、七代の伊奈半左衛門忠順(ただのぶ)は被災地の復興事業のトップに任命されました。

当時の幕府のスタンスは、荒れ果てた土地を事実上放棄する「亡所」。

「年貢はいらん。あとは好きにしろ。」

でも、忠順は被災地の農民たちを土木事業に動員して雇用を創出する等して、この見捨てられた土地の復興に力を注ぎます。
(この辺の事情は、新田次郎さんが長編の小説にしています)

四年後、気の毒なことに忠順は道半ばにして斃れます。復興事業を事実上丸投げされたストレスが、どれほどのものであったか・・・

富士山麓の東麓の須走には「伊奈神社」が建てられ、地元の人々によって忠順の魂は神としてまつられます。

今日初めて知ったのですが、この半左衛門忠順は伊豆のローカルヒーロー「イナハンザー」としてよみがえって、伊豆をふたたびスコリア(火山灰)で埋め尽くそうと画策する悪の化身「スコリア大王」と日々闘っているというのです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B6%E3%83%BC
すごい。なんかマニアックすぎて、ほとんど感動的ですらあります。

×    ×    ×

というわけで、これまで「土木建設業=地味な裏方」的な扱いであった伊奈半左衛門一族が、いま最高にアツいです。

これを読んでる文筆・マンガ・出版・演劇・音楽・放送関係のかた。「伊奈半左衛門」をテーマに、なにか一発ぶち上げてみては?

案外大当たりするかもしれませんぜ?  

Posted by 独酔舎 at 19:37Comments(0)

2019年01月08日

殺生

いきものを、たくさん殺す仕事をしております。

たとえば、10m×10mの土地の表土を50センチ剥がすとします。
想像してください。

1辺1mのサイコロ50個分の土壌がどかされて、ぜんぜん関係ない場所に山になるわけです。

さいしょのうちは、蛇だったり、トカゲだったり、ネズミだったり、昆虫だったり、ミミズやムカデだったり、
いろんな「住人たち」が、わらわらと這い出してきます。

でも、2~3日たつうちに、サイコロ50個分の「世界の残骸」は、
し~んと静まりかえって、

死の世界になります。

×   ×   ×

いきものを、たくさん殺す仕事をしております。

這い出した旧住人達は、よそに新天地を求めるわけですが、
そこにはすでにたくさんの生き物たちが暮らしています。

いや、そもそも「這い出せない」住人たちが何万、何億といるわけであって。

×   ×   ×

表土を剥いだあとの「現場」を、毎朝みてあるきます。
ちょっとした穴や段差のなかに、
カエルだったり、セミの幼虫だったりが、はまりこんでおります。

ひろいあげて、近場の草むらに放したり、セミだったら樹のねもとにちょっと穴をあけておいてやったりします。

でも、気が付くとそいつらみんな、
もとの「現場」にもどってしまって、
あいかわらず、にっちもさっちもいかなくなってしまっていたりします。

仕事がヒマなら、そいつらをもういっかいつかまえて、
さらに遠くまで離しに行ったりします。
でも、そんなゆとりのある日なんか、
一年になんぼでもないです。

×   ×   ×

いきものを、たくさん殺す仕事をしております。

わたしがこの仕事をつづけるかぎり、
たくさんたくさんの生き物が死んでいきます。

でも、わたしにはこれ以外に、わたしや家族を養う手段をもっておりませんので、
これからもたくさんたくさんのいきものを殺していきます。

仏教でいう、「業」というものなのだと思います。

肉食しなければいいってもんじゃないよね。
植物ならいいのか?
発酵食品につかわれる菌類なら?

だから、せめてプライベートでは、
殺さないですむなら殺さないように、
痛かったり、かゆかったり、死んじゃったりは別として、

ごまかしでもいいから、
すくなくとも目の前にいるいのちは、
奪わないですむなら奪わないようにできればいいと
思っております。

どんなにごまかしでもいいから。

×   ×   ×

いきものを、たくさん殺す仕事をしております。
じぶんが食べたり、呼吸したり、歩いたり、笑ったり、
そういうことと全く関係のない殺生をしております。

今日も殺しました。明日も殺すでしょう。
そうやって、じぶんをごまかしながら、生きております。
だから、

「池の水をぜんぶ抜いて、外来種ぜんぶやっつけて、在来種はバケツにいれて保護しました~!」とか、
「海の砂をさらってよそに移して、希少種を保護しました~!」とか、

ふざけんなよ、と
思うわけです。



  

Posted by 独酔舎 at 21:34Comments(0)

2018年08月23日

ボランティア

いまの職場に来る前のことだが、
こまごまとした部分の出費を自分のサイフから持ち出したり、
頼まれたのとプラスアルファの仕事をくっつけたりすることを、
「そういうのはよくないからやめとけ」と言ってくれた先輩がいた。

当時は、「自分もそんなに大損するわけじゃないし、
相手も喜んでくれるのに、なにが悪いんだ?」と、不満に思ったもんだ。
でも、いまならよくわかる。

おおきな自然災害が何度もあって、
そのたびにボランティアが集まって汗を流したり、
国内外から善意の寄付が集まったり、
みんなで節約したり、不便をがまんしたりして、
なんとか乗り越えてきたのだけど、

はるか雲の上の「安全地帯」からそれをながめていて、

「な~んだ。こんなにうまいこといくんだったら、
さいしょからぜ~んぶこれでまかなえばいいんじゃないか。
“ぼらんてぃあ”と“ぎえんきん”で全部まわしていけば、
美味しいとこはぜんぶわしらのフトコロに入るじゃん。」

・・・と、勘違いしちゃったヤカラが少なからずいるらしいのだ。

ボランティアをしろ。
カネを出せ。
はては、メダルをつくるための貴金属を供出しろ。

なんのこたぁない。たちの悪いヒモにつかまったようなもんだ。

こういうのは、さいしょにビシッと拒絶しとかないと、骨までしゃぶられるからね。
ビシッといきましょう。ビシッと。
  

Posted by 独酔舎 at 18:55Comments(0)

2018年04月24日

「歌って、もっとうんと自由なものなんだよ。」

もうずいぶん前のことになるけど・・・
たぶん、東北の震災からそれほど経ってないころのことだと思う。
とある大御所のライブの打ち上げで飲んでいた。

場違い、と言っては失礼になるけど、そこにハタチそこそこと思しき女性がひとり混じっていて、
歌もうまいし、古い音楽にも詳しくて、その場の人気をさらっていた。

どういう経緯だったのか忘れたが、「彼女」が突然、
まさに突然、

「うたに主義主張を込めるっていけないと思います!」

と言いだした。

×     ×     ×

その唐突さに、ちょっととまどう空気が流れたのだけど、
やがて、賛成・反対双方から、ぼつぼつとコメントがあった。
「計画停電」とか、「食の安全性」とかが、リアルタイムで語られていたころだったから。

極端な話し、目の前にある一杯の水を、飲んでいいのか、
家族に呑ませていいのか悪いの判断を
国民みんながせまられていた頃だったから。

でもまあ、その場の性格上、
それほど盛り上がらずに、次の話題へと流れていった。

×     ×     ×

わたしは・・・黙っていた。
彼女のまわりのオトナたちが常日頃そういう発言をしていて、
その主張がここでも「盛り上がる」と、彼女なりに考えたのだとおもったから。

もちろん、いくらでも反論の余地はある。
「言語」を介在する以上、
歌は永遠に「意味」から、「主張」から逃げられない。

×     ×     ×

そのちょっとあとくらいからかな。
彼女と似たような主張をするオトナが増えていった。
代表的なのが、
「政治的主張を音楽に持ち込むな」っていうアレ。

彼女がいまどこでどんな歌を歌ってるのかは知らない。
でも、いまならごくシンプルに答えられる。

「この世にあるもので、うたっていけないものなんてないんだよ。
 歌って、もっとうんと自由なものなんだよ。」

  

Posted by 独酔舎 at 19:41Comments(0)

2018年04月19日

麻痺

この冬は、ひさびさに頸椎症がしんどかったな。
立っても座っても、寝てすら痛いもんだから、
年明けから有給使いまくってしまって
かなりピンチであります。

投薬とか電磁波療法とか、いろいろありまして、
おかげさんで、いまは痛みはほぼなくなっておりますが、
右手の薬指と小指が麻痺しております。

字はろくに書けない、
タイプミスは増える、
なにより楽器が思うように弾けないのがしんどいですね。

でもまあ、
「いまの自分の身体でできることをやる」

しかないので。

それほど悲観はしておらんです。

以上、現況報告でした。

ぼちぼちやります。
ぼちぼちと。
https://youtu.be/GXMOLmunfNc
  

Posted by 独酔舎 at 20:11Comments(0)

2018年01月04日

ライブスケジュール

1月は、いきなり1/3のMAPLE BASEからスタート。
すんません、告知しそびれました
<(_ _)>

さら~に、
ソロで東北だったり、
ネクタイ締めて口琴だったり、
ぺんくまで大き目のイベント出演だったり、
もうなにがなにやら。
・・・どっかしら来てください。
きっと、楽しいです!

1月7日(日)
盛岡クロスロード
http://crossroad3.exblog.jp/
19:30~
チャージ¥2000
独酔舎 from埼玉
羽柴零 from秋田

1月8日(月・祝)
釜石アップダウンデイ
パーシーPRESENTSアコースティックナイト
「自鳴のゆくえ」28
https://www.facebook.com/events/158944091399796/
20時オープン20時半スタート
ノーチャージ投げ銭制 要ドリンクオーダー
出演
ヒラナイマコト(宮古)
尾林 星(宮古)
畑中大介(遠野)
独酔舎(埼玉)
パーシー(盛岡)

1月13日(土)
大宮ソニックシティ2階小ホール
13:30くらいからびよよ~~~ん。
詳細は、下のリンクから(^-^;
http://www.saimaibun.or.jp/wp/wp-content/uploads/2016/08/f15f7274d182a28b8f26874bc1566266.pdf

1月21日(日)
『東中野ミュージックストリート』
ペンギンとシロクマで出演。詳細後日。
https://www.facebook.com/1379809692279642/photos/a.1379857722274839.1073741828.1379809692279642/1858597361067537/?type=3&comment_id=1859381644322442¬if_id=1515049350046366¬if_t=feedback_reaction_generic

2月11日(日)
秩父「MAPLE BASE」
http://tapandsap.jp/maplebase/
ペンギンとシロクマ定例ミニコンサート
12:00~
13:00~
観覧無料、要オーダー  

Posted by 独酔舎 at 18:08Comments(0)

2017年11月16日

まぜっかえすチカラ。

通勤路の高校の弓道部。
道着姿の上級生が矢を放つたびに、
ジャージ着て一列に並ばされた下級生が
奇声を上げる。

ほんとは、なにか決まりことばを発して
気合を入れているらしいのだが、
とにかくひっくり返った大声で、
不揃いに叫ぶもんだから、

・・・「奇声」としか言いようがない代物になっている。

自分の高校時代を思い出すと、
はいはい、あったよあった。ありました。

こういうシチュエーションでは、
こういう掛け声をかけなさいという
その学校の、その部活でしか通用しない
珍妙な「奇声」の数々。

ちなみにわたしは、先輩に会ったり何か言われたら、
ただ「おうっ!」と叫べと言われました。

でも、うちなんかまだいいほうかも。
近所の某運動部なんか、
「ごえごえ~!」でしたから(笑)

×     ×     ×

当時はわけもわからず、
強制されるままに叫んでいたけど、
今ならその理由がわかる。

あれは、「人間性を奪う」ためのツールなんだ。

アメリカの戦争映画の、
新兵の教育シーンに出てくる
「ママのおっぱいが恋しいか!」

はるか昔の学生運動や、
バブル期の企業の新人教育の、
罵倒と自己批判の嵐。

新興宗教や、自己啓発セミナーなんかの、
「告解と赦しと感激の涙」的な、アレ。

×     ×     ×

一人前の人格と思考を持った人間を解体して、
大勢順応のデクノボーをつくるためのツール。

「いい子」ほど、
「クラスの人気者」ほど、
「筋金入りのヤンチャ」ほどヤバい。

今の日本人にいちばん欠けてるのは、
「イヤなものをイヤと言える」能力

・・・いや、そんな正攻法じゃ
声のでかいやつ
腕力のあるやつに
ねじふせられて終わりだからね。

「理不尽だと思うものに対して、
まぜっかえして、すっとぼけて、
笑いのめして、うやむやにする」

能力なのかもしれんねぇ。

  

Posted by 独酔舎 at 20:41Comments(0)

2017年10月31日

わざわいのかみ

いつも混雑する国道の裏道として、よく利用する田舎道。
とても走りやすいのだけど、なぜか一か所だけ、道路不自然に曲がっていて、通りづらくなってる。
あれはクスノキかなにかなのかしらん?くろぐろとした常緑の大木が生い茂っていて、
その下に、なかば朽ちたような堂宇がひとつ。

ごく最近知った。あれは、「疫神堂」。
病気だけではない。
ムラのなかで生じる、さまざまな不都合を、
たてまつって、そっと背中を押して、
おだやかに、本来のすみかに、
お帰りいただくための施設。

https://youtu.be/rleU2RbQKPE

こないだ通ったら、お堂の反対側の耕地を、
ぐりぐり掘り広げて、
むりやり新しい道をつくってあった。

怖かったけど、ちょっとうれしかったりもした。
合理主義のやったもん勝ちもけっこうだけど、
形にならない・数値でしめせないことたちを、
「畏れ(おそれ)はばかる」ことを知らない文化は、
遠からず滅びると思うのです。  

Posted by 独酔舎 at 20:31Comments(0)

2017年10月30日

0泊3日、盛岡の旅。

かれこれ7年もライブでお世話になっている盛岡『クロスロード』。
桜山神社の仲見世にあった旧店舗がもらい火で焼けてしまい、
ちょっと離れた場所で復活してから一周年。
お店の常連のバンドが集まってライブパーティーをやるのだという。
・・・これは、いかずばなるまい。

×     ×     ×

さんざん迷った挙句、マウイミュージックのコンサートウクレレ持って家を出る。
「ウクレレいっぽん提げてツアー」って、じつはむかしからの理想なのだ。
荷物が少ないと、体力的にも、時間的にも、余裕ができる。
余裕ができると、旅のあちこちでぼんやり過ごす時間ができて、
「これから歌う自分」をつくるための時間ができる。

いまはまだ、ウクレレだけで1時間なり2時間なりをもたせるだけの持ち駒がないけれど、
「ウクレレいっぽんで旅」は、いつか実現したい一生のテーマなのだ。

×     ×     ×

新宿駅南口に新しくできたバスターミナル「新宿バスタ」から、北東北行きの真っ赤な夜行バスに乗る。
4列座席がちょっと窮屈だったが、ちゃんとトイレが付いていて、ドライバーが二人いて(これ大事)、
なにより運賃が安いのだ。
ギターだと、手荷物制限でもめることが多いのだけど、
今回はウクレレだけなのでストレスなく搭乗。
このへんも、「ウクレレ旅」を実現したい理由のひとつだ。

×     ×     ×

朝6時、盛岡駅のバスターミナルに着く。
台風が接近中とのことで、けっこうな雨。
夕方までどこにも行けないし、やることもない。
昔利用したビジネスホテルの、24時間のサウナは、とっくの昔に廃業している。

たまたま目についたネットカフェに転がり込んで、
ひたすら寝る。
なんと、「人生初ネカフェ」である。
薄暗がりのなか、ゆるいBGM。
あちこちから「カチカチッ!」というクリック音だけが響く、
不思議な空間。

×     ×     ×

新しいクロスロードは、森岡八幡宮の参道からちょっと脇に入った、
バーやスナックばかりが入った雑居ビルの一角。
場所が変わっても、やっぱり「神社仏閣にくっついた歓楽街」であるあたりがおもしろい。

この日の会場はクロスロードの本体ではなく、
おなじフロアで、かつて割烹屋か何かが入っていたらしい空き店舗だ。

外は雨で、どこも行くとこなし。
開場までの間、クロスロードの新店舗で待たせていただく。
お濠のはたの古書店「キリン堂」で買った本読みながら
同じカウンターで、リハを終えた若いバンドが打ち合わせをはじめて、
いま風にyotubeとか「ガレージバンド」とかありなんだけど、
さいごは身振り手振りだったり、クチパーカッションだったり、エアギターだったりして、
(ああそうだ、バンドってこんなふうにして音をつくっていくんだよな)って、
ちょっと懐かしかったです。

×     ×     ×

ライブは、バラエティーに富んでいて楽しかったなあ。
地元勢ばかりかと思っていたら、沿岸部や青森から来たバンドもいて。

個人的には、大船渡の「束(たば)」さんというシンガーがツボでした。
バックでウクレレベース弾いてたお兄さんがかっこよくて、
終演後いろいろ話したのですが、
よくよく聴いたら、むかしおなじ職場にいて、
去年のよしだよしこライブ@陸前高田に来てくれた
アイリッシュのMくんの友達でした。
世間狭いなあ・・・

×     ×     ×

日付が替わる寸前、盛岡駅からバスに乗る。
日曜夜ということで、客はまばら。
二人掛けのシートをひとりでゆうゆう占領して、
快適なバスの旅でした。
  

Posted by 独酔舎 at 21:05Comments(0)音楽

2017年10月19日

ライブスケジュール 2017年10月~

どこかの会場でお会いできれば!

×     ×     ×

10月29日(日)
独酔舎、岩手県方面に出没の予定

11月3日(金)
「秩父の森ジャンボリー」にて
ペンギンとシロクマ ミニコンサート
@『MAPLE BASE』
http://tapandsap.jp/maplebase/
屋外芝生エリア
秩父ミューズパーク「スポーツの森」内
10:00~16:00

11月4日(土)
「小さい楽器の夜 Vol.2」
@国分寺giee
http://giee.jp/
オープン19:00
スタート19:30
¥1500+ドリンクオーダー
・独酔舎(歌・ギター・ウクレレ)
・野村昌毅(歌・オートハープ 他)
・館野公一(歌・ギター・マンドリン)

11月18日(土)
「長瀞紅葉まつり2017」にて
ペンギンとシロクマ 紅葉ミニコンサート
長瀞岩畳『月の石もみじ公園』
17:30〜18:00
https://www.nagatoro.gr.jp/koyomatsuri2017/

2018年
1月21日(日)
「東中野ミュージックストリート」
https://pbs.twimg.com/media/DKVwb4oVAAEdyEn.jpg:large
今回はペンギンとシロクマで出演予定。
前回の様子はこちら
↓↓↓
https://www.facebook.com/events/327472734305856/

・・・AND MORE!

  

Posted by 独酔舎 at 22:25Comments(0)

2017年08月07日

定吉七番は丁稚の暗号(あるいは、「大阪に行ってきた」)

ツアーではありません。
いわゆる「家族旅行」であります。
うちの小6女子が、
どうしても大阪に行きたいと申しますのでね。

×     ×     ×


東郷隆の「定吉七番シリーズ」のファンでして、
大阪には何度も行っているのだけど、
このアングルの写真がないのが心残りで・・・

このたびやっと、宿願を果たすことができました。
わかるひとだけわかってください!







×     ×     ×

わたしが足しげく通っていた頃と比べると、
大阪の街は・・・なんだかすっかり「東京化」しており、
テレビ番組はすっかり中央局と同化しており、

サラリーマンは駅のホームできちんと列をつくるわ、
アニマルプリントのおばちゃんはいなくなるわ、

でも、エスカレーターの立ち位置は、
やっぱり「右」が基本なのでした。
(それをきちんと自動音声でアナウンスしていたのがショックだった。)

×     ×     ×

最終日に新世界に行ったら、
ちゃんと食べるもん飲むもんが安くておいしくて、
みちばたにおっちゃんたちがねそべっておりました。

・・・ああ、ひとりたびだったら、迷いなくあの輪の中に入ったのにな。

×     ×     ×

来月は演奏で関西に行くです。
大阪にも、ちょっとだけ。

9月16日(土)・17日(日)
「伊吹山音楽祭」
伊吹薬草の里文化センター
『ジョイいぶき』
滋賀県米原市春照37番地
http://www.officeken.net/imf/info.html
プロ・アマ交え錚々たるメンバーがひしめく名物イベント。
残念ながら、ことしで最後の開催なのだそうです。
「元祖ばった屋」」+「ペンギンとシロクマ」の混成チームでパッコ~ン‼と、かまします。
詳細後日。

9月18日(月・祝)
9月19日(火)
佐藤GWAN博さん関西ツアーに同行
詳細後日。  

Posted by 独酔舎 at 20:41Comments(0)

2017年06月25日

今年はほんとに雨が降らない梅雨ですね。
あまりこんな天気が続くと、またぞろ「梅雨明け間際の豪雨」とかが心配になります。
自然って、必ずどこかで帳尻が合ってくるものだからね。

あっつい日が続くものだから、グリーンカーテンのゴーヤのやる気がハンパないです。
伸びに伸びたツルが、まだ6月だというのに二階の窓にとどくいきおい。
ことしも「緑のモンスター」との闘いが始まる予感。
ゴーヤほしい人、わたしに相談してください(昭和)!


梅の実をたくさんいただいたので、あれこれやっています。
「太陽の子供」みたいな、大粒でピカピカの梅。まず、なにはなくとも梅干し!
某所で「ジップロックで漬ける」というワザを教わったので試しています。
これ、いいわ!
少量の塩でもカビないし、水の上がりも早いみたいです。
紫蘇も綺麗に発色しました。塩もみのときに去年の梅酢を加えるといいんだって。なるほど。

2キロほど漬けて、残りの500ばかりは、ネットで拾った「梅味噌」に。
職場のパートさんからいただいた添加物なしの味噌で漬けました。
さあ、どうなるかな?
  

Posted by 独酔舎 at 17:29Comments(0)

2017年06月21日

野菜天国/そして、口琴ライブ!

去年の秋の長雨で、野菜が値上がりしてた。
で、職場の行き帰りに通る無人販売所でも、
品切れ状態がつづいていた。

先々週くらいからやっと、
春ものの新鮮な野菜が並び始めた。
不揃いだし虫食いはあるしだけど、
旬の新鮮な野菜が手に入るのは
ありがたいもんです。

場所によっては、
かんきつ類やイチジク、ベリーなんかのくだものもあったり、
季節の花が添えられていたり。
ここ数日は、お気に入りのポイントを自転車でひとまわりしてから
出勤するのが日課になっております。

ことしは新タマネギとじゃがいもがいい感じなので、
ポタージュスープの出番が多いです。
まだまだ朝晩はすずしいからね。
かんたんにできておなかに優しいポタージュ。
おすすめです。

×     ×     ×

昨年夏からの歯の治療がやっと終わりに近づいて、
いんちきな仮歯の入ってた前歯に、ちゃんとした歯が入りました。
強度といい嚙み合わせといい、とても快調なのですが、
やっぱり微妙にアングルがかわったようで、
口琴の鳴りがいまいちです。

「びよよ~~~ん!」といくはずが、
振動弁が前歯に当たって
「ガチ」っていったり。

で、いま、しじゅう持ち歩いてびよびよやって、
「いい角度」をさがしているところです。

http://www.koukin.jp/
そんな状況で、7月26日(水)、
なんと、「日本口琴協会」の定例会で演奏することになりました。
だいじょうぶかじぶん。詳細後日!



  

Posted by 独酔舎 at 20:26Comments(0)

2017年06月01日

かめ

きょうのパートさん(女性)との会話から。

×     ×     ×

近頃、亀が多いのだという。
通勤に使っている埼玉県Y見町の農道を、
かなりの頻度で、かめが歩いているのだという。

そんなことしてたら轢かれるじゃないかと言ったら、
轢かれているのだという。
(ノД`)・゜・。

多くはいわゆるミシシッピアカミミガメで、
うちらが子供の頃に流行って
縁日や金魚屋(まだペットショップという単語はない)で売られたものが、
年を経て洗面器くらいのサイズになって、
もてあまされて捨てられているのだろう。

それだけならわからないでもないのだが、
在地のイシガメやらクサガメもいっしょになって歩いているらしい。

先日など、犬の散歩に行っていた息子が、
湯たんぽくらいのサイズのイシガメを保護して帰ってきたのだそうだ。

「このサイズはめったにないんだYO! 超レアなんだYO!!」

泣いて訴える息子に、彼女は冷徹に
「もどしてきなさい!」と言い渡したのだという。
(鉄板で、どっかで隠れて飼ってる・・・)

湯たんぽ大の亀・・・わからんでもない。
それは、鳴かないだろうし、盗み食いはしないだろうが、
自宅のリビングでごそごそ這ってたら、
かな~り邪魔なレベルだ。

てなわけで、いまこの界隈では亀が旬であるらしい。
埼玉県吉M町の「亀界」で、いったい何が起こっているのだろうか!!!?

To be continued・・・
(続かなくても責任持たないけど。)  

Posted by 独酔舎 at 21:12Comments(0)

2016年10月02日

ライブスケジュール

10月は独酔舎ソロ多めです。

10月8日(土)
よしだよしこLIVE
@皆野町ホンキートンク
http://www.chichibu.ne.jp/~honky/
18:15開場
18:45開演
前売り¥3000
当日¥3500
+オーダー
OA:空の魚ちえ 独酔舎

10月9日(日)
南信州フォークソングピクニック
https://www.facebook.com/events/1580529902251545/
飯田風越公園野外音楽堂
9:00~16:45
観覧無料
出演:
●丸山俊治 ●よねやまたかこ ●HALUKA ●甕綾子 ●原田和恵
●山岸豊 ●独酔舎 ●ドント・ウォーリーズ ●すだこういち ●吉田勝幸
ゲスト:よしだよしこ

10月16日(日)
秩父「メイプルベース」
https://www.facebook.com/MAPLEBASE.JP/
ペンギンとシロクマ月例ミニコンサート
第1回目 12:00~
第2回目 13:00~

10月23日(日)
所沢「MOJO」
http://mojo-m.com/
開場13:30
開演14:00
¥2000+ドリンク
出演
独酔舎
八束徹
ヨーシャンズ

11月3日(木・祝)
「秩父の森ジャンボリー」
https://www.facebook.com/events/330521893967930/
@秩父「メイプルベース」
https://www.facebook.com/MAPLEBASE.JP/
木のおもちゃで遊んだり、
かえでの苗木を植えたり、
メイプルシロップを使ったおやつを食べたり。
秩父の森ととことんあそぶ一日です。
ペンギンとシロクマLIVEもあります!
10:00~16:00

11月13日(日)
秩父「メイプルベース」
https://www.facebook.com/MAPLEBASE.JP/
ペンギンとシロクマ月例ミニコンサート
第1回目 12:00~
第2回目 13:00~

11月20日(日)
「ゑ川史子とカルナヴァル」
https://www.facebook.com/events/1619729261653658/
@高円寺「彦六」
18:00~
詳細後日

11月26日(土)
長瀞「紅葉まつり」
http://www.nagatoro.gr.jp/%E9%95%B7%E7%80%9E%E7%B4%85%E8%9…/
ペンギンとシロクマLIVE
「月の石」前 特設ステージ
18:00~
観覧無料

12月11日(日)
秩父「メイプルベース」
https://www.facebook.com/MAPLEBASE.JP/
ペンギンとシロクマ月例ミニコンサート
第1回目 12:00~
第2回目 13:00~  

Posted by 独酔舎 at 21:07Comments(0)