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2004年06月28日

ほたる祭り

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これが貴富禰神社。
家を出るにあたって、マピオンなんかの地図サイトに神社の地番を入力して場所をチェックしようとしたところ、
なんと「所在不明」ですと!

お〜、ひょっとして「秩父番外地」!
(吉田町のみなさんごめんなさい!)

これはもう、昼なお暗い鬱蒼たる鎮守の森を想像して行ったのですが、あにはからんや吉田町役場に程近いメインストリートの一角に白い玉砂利と真新しい社殿の屋根瓦がまぶしい貴富禰神社を発見。

社殿の前に撥ね上げ式のトレーラーがドンと座っていて、これが本日のステージ。

本日の主役の秋山さんが音出しを始めていて、その唄とギターの上手さ、テンションの高さに早くもビビル。

そうこうするうちに、焼きそば・ウインナー・わたがしの屋台が並び、坊主頭の子供達が駆けずり回る。

日が暮れるにしたがって近在のおっちゃんおばちゃんたちがわらわらと集まり、誰のおごりとも知れぬビールがぶんぶん廻り、さあ、「正しい村のお祭り」のはじまりはじまり!(俺もまざりたいよう!)

トップバッターは、ホンキーのフォークナイトや、地元熊谷のイベントでもおなじみの「ひろじい」松崎さん。

個性的なチリメン声のボーカルに、コオロギの鳴き声のようなギター。

アガることを知らないといわれるひろじいさんが、今日はいつになく緊張している。それを見て、わたしの蚤の心臓がばくばく暴れだす。

ここで秋山さんの1ステージ目があって、主催者・来賓のご挨拶なんかがあって、わたしの出番。

リハの時点で、わたしがいつも使ってるカバーの持ち曲が、3曲も秋山さんとかぶっていることがわかった。

あわてて進行を組みなおすも、機材のトラブルなんかもあって唄に集中できず・・・撃沈。今回、MCを入れる余裕もありませんでした。


さて、秋山さん!

懐メロやスタンダードを、ソウルやラテンのアレンジに溶かし込んだ独自の解釈。それに、ハイテンションなボーカル。酔客の目が「おろっ?」とステージに向いたと見る間に、完成度の高いオリジナル曲を連射!

ねっとりほっこりした村祭りの雰囲気が、みるみるうちにライブ会場のそれに変わっていきます。

ギターは知る人ぞ知る「ラルビー」のガット!
高校時代、中川イサトさんがこれを弾いてると知って、夢にまで見ました、ワタシ。

また、このギターをかき鳴らす秋山さんのテクがすごいこと。カントリーブルース風のウォーキングベースから、ジャジーなコードソロ、果てはフラメンコ風のラスゲアードまで。

こういう人って、きっとスチール弦ならスチール弦なり、エレキならエレキなりの音を出すんだろうと思います。
選曲の面でもそうなんですが、このプロ根性。なんつうか、モノスゴイです。

今日はホンキートンク主人の鈴木さんも大活躍。
秋山さんのバックで鳴り続ける、隆々たるバイオリンの響き。

ステージが終わったのが夜8時。

それから打ち上げに呼んでいただいて、名物の焼き鳥(にんにくがっちょり!超うまい!)をいただいて・・・家に帰り着いたのは11時。
ほたるを観にいく時間は、なかった!

今日仕事がなければ、絶対泊まりでとことん飲んじゃったと思う。というか、これほどシラフのステージが辛かったのもひさしぶりだ。

秋山さんとも、もっといろいろお話をしたかったし、主催者側にいて一切を取り仕切ってくださった勅使河原(何て読むかわかる?)さんにも十分にお礼を申し上げていなかったし。

ううむ。吉田町、いいところです。

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Posted by 独酔舎 at 20:30│Comments(0)音楽
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