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2004年09月15日

お米の国のひとだもの?

赤米2.jpg

パソコンデスクのとなりでうずもれている古ぼけた
茶封筒。振るとカサカサと音がします。

表にマジックで「千葉産・1992年」のことわりがき。

なんとこれが「赤米」の種籾なわけですな。

ちょっと見にはふつうの稲籾と変わりませんが、
籾の先端から尻尾のように伸びたトゲ=禾(のぎ)
があるところが「野生種」に近いのだそうで。

もちろん、「野生の米」なんてだぁれも見たことないわけですが・・・

前回書いたように、「赤米」にはたくさんの品種があります。

モミの状態からまっかっかな奴、赤を通り越して紫色のやつ(近頃はこれを指して「黒米」と呼んでいる)。

わたしの手元にあるのは、脱穀した状態でもよくよく見ないと、その「赤さかげん」がわからないくらいの代物です。
それははるか昔の、学生のころ。

2月のある寒い日に、研究室のサ●ライ主任教授に呼ばれて、I手県のK上市というところにおつかいに行ってこいと言われた。

教授のいうことには、ちかごろわが国の稲作文化の原点である古代の米=赤米というやつが静かなブームであるらしい。

来年からウチの研究室の研究活動の目玉として「赤米」の栽培実験を始めたい。

とりあえず実験予算は大学から降りた。稲を育てる田圃や、そこで働く無償労働者(俺達学生だっ!!!)も確保した。

残る問題はひとつ。肝心要の「赤米」の現物がない。

(^_^ゞ−☆  ヾ(・・;)

で、わが研究室の科学力を結集して調べたところ、I手県のK上市というところでこの赤米の栽培実験を地道に続けていて、それがいい感じで軌道に乗りつつあるらしい。

で、今回の君の任務だが、K上市に行って、問題の赤米の種籾をゲットしてくることだ。

研究室の格別の温情により、上野からK上までの電車賃と特急料金を支給することになった。ただし、宿泊費・食費その他はすべて自腹だ。「日当」?なんだそりゃ。ま、すべて勉強だからな。がんばって行ってきたまえ。ヨッシャヨッシャ。

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Posted by 独酔舎 at 19:49│Comments(0)毎日
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