2007年04月24日
高田渡読本
こないだの日曜日、やっと手に入れて、むさぼるように読んでいます。
自宅から職場周辺のめぼしい書店はのきなみ観て回ったのですが、入荷すらしていない。CDジャーナルの別冊だから、別にマイナーな出版物じゃないんだけどねえ。
もうアマ●ンのお世話になるしかないのかと思いつつ、一応川越ルミネ4Fのブックファーストに電話してみたところ、「在庫あります!」との返事。
一応取り置きを頼んでから出かけてみると、あるある!「音楽」のコーナーに平積になってます。
(ちなみに隣に積んであったのは遠藤ミチロウさんの『我自由丸』でした・・・)
帰りの電車のなかでインパクト抜群の表紙をめくると、
いきなり「館野公一」の文字。
そう、ここでおなじみのバラッドシンガー館野さん。何本か文章を書かれ、編集もしてらっさいます。
パラパラとめくってみて・・・いや、これはいいです。没後いくつか出版された“高田渡本”のなかでも、語り手・執筆者の充実振りでは抜群だと思う。
*プレイヤーとしての高田渡
*プレイヤーからみた高田渡
*詩人としての高田渡
*詩人からみた高田渡
etc etc ・・・
プレイヤーとして、シバ・古川豪以外に小室等(!)、
はては豊田勇造・高田漣(ご子息:ペダルスチール奏者)。
さらに、「あの」D28のオーナー藤村直樹さん(生前の高田さんが、DVDで「このギターは借りっぱなし。持ち主が死んだらわたしのもんだ!」と語っている。なんだかなあ・・・)、
愛用のギターのメンテから製作まで請け負っていたイイヌマギターの飯沼哲さんまで登場するんだから、濃い濃い。
・・・高田さんの「歌伴のギターは鳴りすぎじゃいけないんだよ」という思想がたびたびリフレインされているのは、いかにもですね。これは某AGマガジンの特集記事ではまちがっても載せられなかったでしょう。
(近頃、若手のプロで女性ボーカルと男性のギタリストのユニットって妙に多いでしょ。それ自体はキライじゃないけど、「ひ弱なボーカルに主張しすぎのギター」ってパターンが多くて辟易します。)
あと、高田さんとは関係ないんですが、
豊田勇造さんのインタビューで
「俺は(中略)一本の生ギターで、マイクとの関係でどんなサウンドが作れるかいつも考えてる」
という発言があって、「あ~やっぱりなぁ~」と思ったことでした。
・・・そんなこんなで、主観のみのレポートでしたが、うん、すごくいい本。こーいちさん、ありがとうございます!!
自宅から職場周辺のめぼしい書店はのきなみ観て回ったのですが、入荷すらしていない。CDジャーナルの別冊だから、別にマイナーな出版物じゃないんだけどねえ。
もうアマ●ンのお世話になるしかないのかと思いつつ、一応川越ルミネ4Fのブックファーストに電話してみたところ、「在庫あります!」との返事。
一応取り置きを頼んでから出かけてみると、あるある!「音楽」のコーナーに平積になってます。
(ちなみに隣に積んであったのは遠藤ミチロウさんの『我自由丸』でした・・・)
帰りの電車のなかでインパクト抜群の表紙をめくると、
いきなり「館野公一」の文字。
そう、ここでおなじみのバラッドシンガー館野さん。何本か文章を書かれ、編集もしてらっさいます。
パラパラとめくってみて・・・いや、これはいいです。没後いくつか出版された“高田渡本”のなかでも、語り手・執筆者の充実振りでは抜群だと思う。
*プレイヤーとしての高田渡
*プレイヤーからみた高田渡
*詩人としての高田渡
*詩人からみた高田渡
etc etc ・・・
プレイヤーとして、シバ・古川豪以外に小室等(!)、
はては豊田勇造・高田漣(ご子息:ペダルスチール奏者)。
さらに、「あの」D28のオーナー藤村直樹さん(生前の高田さんが、DVDで「このギターは借りっぱなし。持ち主が死んだらわたしのもんだ!」と語っている。なんだかなあ・・・)、
愛用のギターのメンテから製作まで請け負っていたイイヌマギターの飯沼哲さんまで登場するんだから、濃い濃い。
・・・高田さんの「歌伴のギターは鳴りすぎじゃいけないんだよ」という思想がたびたびリフレインされているのは、いかにもですね。これは某AGマガジンの特集記事ではまちがっても載せられなかったでしょう。
(近頃、若手のプロで女性ボーカルと男性のギタリストのユニットって妙に多いでしょ。それ自体はキライじゃないけど、「ひ弱なボーカルに主張しすぎのギター」ってパターンが多くて辟易します。)
あと、高田さんとは関係ないんですが、
豊田勇造さんのインタビューで
「俺は(中略)一本の生ギターで、マイクとの関係でどんなサウンドが作れるかいつも考えてる」
という発言があって、「あ~やっぱりなぁ~」と思ったことでした。
・・・そんなこんなで、主観のみのレポートでしたが、うん、すごくいい本。こーいちさん、ありがとうございます!!
Posted by 独酔舎 at 21:50│Comments(5)
この記事へのコメント
いえいえ、私がお礼されても困りますが(^o^)
でも、おかげさまでリリース4日目にして増刷が決まりました。某Ama●onでは品切れ状態とか。
ここだけの話ですが、インタビュー、ディスクレビューは、かなりその道の方向けに書きました。わかる方がわかればいいかなという線です。情報を知ってるかどうか、じゃなくて楽器や音楽のココロを持ってれば感じられるようなものを書いたつもりです。
でもさすが独さん、プレイヤーとしての目線で鋭い鋭い。飯沼さんの話は収録の3倍近く盛り上がりました。「取材は時々あるけど楽器知らない人が来てもねえ」って言ってた。そりゃそうだよね。楽器の鳴りなんてホントにビミョウな話なんで、楽器触ってる人ぐらいにしか伝わらないんじゃないかと思います。
小さい頃にちょっと遊んだりしてた漣くんとの話も面白かったなあ。打ち上げごっこの話、「Wild Wood Flower」を教わった話も聞いていて膝を打ちました。
独さん、勇造さんの、あの話題に食いつくのもさすがです、あのマイキングには、ぼくもいつも感服してるのでそういう話になりましたから。
でも、おかげさまでリリース4日目にして増刷が決まりました。某Ama●onでは品切れ状態とか。
ここだけの話ですが、インタビュー、ディスクレビューは、かなりその道の方向けに書きました。わかる方がわかればいいかなという線です。情報を知ってるかどうか、じゃなくて楽器や音楽のココロを持ってれば感じられるようなものを書いたつもりです。
でもさすが独さん、プレイヤーとしての目線で鋭い鋭い。飯沼さんの話は収録の3倍近く盛り上がりました。「取材は時々あるけど楽器知らない人が来てもねえ」って言ってた。そりゃそうだよね。楽器の鳴りなんてホントにビミョウな話なんで、楽器触ってる人ぐらいにしか伝わらないんじゃないかと思います。
小さい頃にちょっと遊んだりしてた漣くんとの話も面白かったなあ。打ち上げごっこの話、「Wild Wood Flower」を教わった話も聞いていて膝を打ちました。
独さん、勇造さんの、あの話題に食いつくのもさすがです、あのマイキングには、ぼくもいつも感服してるのでそういう話になりましたから。
Posted by こーいち at 2007年04月25日 00:16
おっ!!
早速探しにいってみます。
早速探しにいってみます。
Posted by ひげ。 at 2007年04月25日 14:04
読むほどに館野さんの影が見え隠れするのがミソ(・_・|チラリ
これもある意味『館野作品』かも。
勇造さんのマイキングについては、さきおととしの12月の日記に書いたのですが、あのひとほどマイク収音の強みを生かし切ってるひとも珍しいんじゃないかと思います。
エレアコ全盛の今、だれかが受け継ぐべき技術ですね。
ひげさん、みつかりました?盛岡だと、大通りの第一書店あたり?
これもある意味『館野作品』かも。
勇造さんのマイキングについては、さきおととしの12月の日記に書いたのですが、あのひとほどマイク収音の強みを生かし切ってるひとも珍しいんじゃないかと思います。
エレアコ全盛の今、だれかが受け継ぐべき技術ですね。
ひげさん、みつかりました?盛岡だと、大通りの第一書店あたり?
Posted by 独 at 2007年04月26日 12:37
はい、本日入手。
駅地下のさもない本屋でしたが、しっかり平積みされてましたよ。
さて、じっくりと中身を頂きます・・・。
情報ありがとさんでした。
っしゃ~~~~っ!!
駅地下のさもない本屋でしたが、しっかり平積みされてましたよ。
さて、じっくりと中身を頂きます・・・。
情報ありがとさんでした。
っしゃ~~~~っ!!
Posted by ひげ。 at 2007年04月27日 22:36
ひげさんは盛岡の方でしたか!
最近私はNHKの「どんど晴れ」にハマってます。
最近私はNHKの「どんど晴れ」にハマってます。
Posted by たんぽぽ at 2007年04月28日 12:54