さぽろぐ

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2009年06月21日

いけちゃんとぼく

え~、いけちゃんとぼくは高校時代のクラスメートで・・・

・・ (_^_) 違うって!

映画の話です。

前日は御前様だったわけですが、わりと体調良かったものだから
ひょいと映画観に行ってしまいました。
西原理恵子「いけちゃんとぼく」。

映画化の噂は早くから出ていたので、
原作を読まずにがまんしていたのです。

そういえば映画観に行くのも「チェ」以来だ。これで“ハズレ”だったらどないしょう。

×   ×   ×

感想はですね、

西原好きは、とりあえず観といていいかもです。

「ここまで盛り上げなくてもいいんじゃないの?」
「ここまで造り込まなくてもいいんじゃないの?」
と、
ふーっと醒めてしまった部分も 正直 ありますけど、

クライマックスにかけて、気がつくと
バリバリに感情移入してる自分がいました。

ひょっとすると、西原作品ぜ~んぜん読んだことないひとのほうが
楽しめるかもしれません。

イジワルな意味じゃなく、

作品全体を包む世界観が
良くも悪くも これまでの西原作品で
繰り返されてきたものなので、
せっかく原作読まずに行ったのに、
途中である程度先が読めてしまったのが
ちょっと哀しかったのだ。

(「ワンパターン」と思ったアナタ、それは違うよ。
宮沢賢治の“イーハトーブ”・藤沢周平の“海坂藩”なんかと同様、
自分の中に構築した架空の国を旅することによって
作品を生み出すタイプの作家なんだと思う。)

ネタバラシはしたくないので
このへんで・・・ただ、

ひとつだけ、ひとつだけ言っちゃおうかな?

いけちゃんの声、
どうして吉行和子じゃいけなかったの?

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Posted by 独酔舎 at 20:42│Comments(0)
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