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2014年05月11日

茨木さんのこと

あたらしいユニットで、
(ああ、名前は「ペンギンとシロクマ」で決まりそうです。
おさわがせしました。)

「生きているもの 死んでいるもの」といううたを
とりあげております。

もともとは、茨木のり子さんの詩に
吉岡しげ美さんが曲をつけて歌っているものです。

この歌の存在は知っていたのですが、

先月、駒込「どぅたっち」で
中川五郎さんがこれを歌っているのを聴いて、
ああ、なんてすごい歌なんだろう、と。

10年近く前のこと
佐藤GWAN博さんがらみで知り合いの
岡崎カコさんというシンガーが
これをカバーしていまして、

今回、確認してみると、
カコさんは、役者/シンガーの
青木ともこさんが歌っているのを聴いて好きになったという。

青木さんといえば、
中川五郎夫人ですから、

なんてことはない、最後はぜんぶ
五郎さんに集約されていくのだという。

×     ×     ×

今回、この歌をうたいたくて
まずはYOUTUBEとかで
いろいろ音源をあさったのだけど、
これがぜんぜん流通してない。

これはもう、カコさんに生で歌ってもらうしかないと思っていたところ、

某・密林で
吉岡さんによる茨木のり子さんの追悼盤が
中古で出ているのをかろうじてゲット。

ネットを通じて
世界中のどんな音楽でも映像でも
手に入るような気持になっているけど

じつは、ぜんぜんそんなことないんですよね。

ついこないだなくなった
高坂一潮さんのCDも
(・・・・いつでも手に入る)
ようなつもりでいたのですが、
なかなか大変なことになっております。

自分がここちよい場所や・人や・ものや
音楽は、自力で本気でちからづくで
守っていかないといけない時代のようです。

×     ×     ×

そんなこんなで
いま、茨木さんにかかわるものを
ぼちぼちとさかのぼりながら読み漁っております。

二十代のころ
「自分の感受性くらい自分でまもれ、ばかものよ!」
と、おこられて
「ひいい、わたしがわるうございました!」
と、しっぽを巻いてしまっていらい

なんとなく敬遠してしまっていたのだけれど、
いまあらためて読んでみると
なんと丁寧で、情愛に満ちた文章を書く人なのだろうと
思い知らされます。

今 読んでいるのは、これ。
40年ちかく前に出版された
10代の若者向けの詩論ですが、
その内容は鮮烈です。

ちなみに、茨木さん本人の詩は
ほとんど出てきません(笑)
茨木さんのこと

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Posted by 独酔舎 at 07:52│Comments(0)
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