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2016年09月10日

たったの18年

最近ヘビロテ気味の音源。

https://youtu.be/NPIaMXB0okA

なんと、1901年生まれ。昭和ヒトケタ代に活躍した「歌手」であります。

バートンクレーンさん。アメリカ人です。

ニューヨークタイムズとウォールストリートジャーナルかけもちの特派員として来日した、バリバリのジャーナリストであります。
仕事はものすごくできるひとだったらしいのだが、宴会の余興でいんちきな歌を歌っていたところを、コロンビアレコードの社長に捕獲され、30曲あまりをレコーディングしたんだそうな。

いってみりゃ、いまどきの「へんな外人タレント」の元祖であります。

×     ×     ×

来日したのが1925年。関東大震災が1923年ですから、首都東京は物心両面でいろんな後遺症が残っているころですな。
それから二年後の1927年には、最初のレコーディングをしております。

ジャズ小唄やオペレッタ・聖歌・当時の俗謡なんかに、適当な(でも、時折みょうに的確な)日本語詞をつけて歌いまくる芸風。

これが、いま聴いても、アナーキーかつモダンで、実にかっこいいのです。

当時の、復興にむけてアゲアゲの世相には、ウケたんだろうな。
エノケンやロッパとも親交があって、あきらかに影響を与えております。

×     ×     ×

でも、

最初の録音の翌年の1928年には、中国で日本軍による要人暗殺事件(張作霖爆殺事件)が起きます。

その3年後の1931年には、満州で日中戦争の戦端がひらかれ。

5年後の1936年には、軍部によるクーデター=2.26事件。
この年にクレーンさんは日本を離れています。

さらに5年後、1941年、
八方ふさがりのヤケクソの真珠湾攻撃から太平洋戦争がはじまり、

その4年後の1945年に、広島と長崎に核爆弾が落とされます。

×     ×     ×

震災の焼け跡に、クレーンさんの能天気な歌声が響きわたってから、

東京の街がふたたび焼け野原になるまで、18年。

たったの18年です。

ちなみに、いまから18年前にどんな曲が流行ってかな~?っておもって、検索してみました。

・・・SMAPの、「夜空ノムコウ」でした。

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