さぽろぐ

映画・TV・音楽  |札幌市中央区

ログインヘルプ


2023年01月29日

祟る樹、その後

ちょいとわけあって、5年前のSNSの記事から転載です。
(2018年6月10日)

×     ×     ×

ひさしぶりに大滝村(現・秩父市)まで行ってきました。
「祟る樹」に逢いに行ったのです。
http://docsuisha.sapolog.com/e332454.html
樹齢350年、誰にも切ることができない。
切ろうと鋸を入れても、鋸の歯が通り過ぎるそばからわりわりとくっついてしまう。
それどころか、手を出した者には恐ろしい祟りがふりかかる。

このAAA級の祟り物件・「切りきらずの楢」と出会ったのは、
いまから20年近く前、
奥秩父の山奥の現場に飛ばされたときのことでした。

昼なお暗い谷底に真っ黒な枝を広げていたこの樹も、
押し寄せる開発の波にはあらがえず、
いまはダムの底に沈んでいる・・・はずでした。

この「切りきらずの楢」の一部が、
ある場所に移されて保存されているという情報が!
これはもう、逢いに行かなくては!

というわけで、しのつく雨のなか、
滝沢ダムのほとりの「塩沢望郷の丘」に行ってきました。

楢は・・・高さ1mほどの切り株だけが残されて、
屋根が差しかけられ、
注連縄が張られて、祠堂のような風情。
そうかぁ、あんた、ここにいたのかぁ。

根の又のところに小さな厨子が置かれて、
お酒とお賽銭が供えられていました。

周辺はきれいに掃除されており、
ダムに沈んだ集落の住人たちが、
たまに訪れているのかもしれません。

お詣りしていると、雨が強くなってきました。
もう帰らんとね。

帰り道、山肌に白い斑の入ったマタタビの葉がちらほら。
近くで見ると、お茶の樹の葉ににた白い可憐な花がたくさん咲いていました。
猫好きさんへのお土産に、蔓を少々いただいてきました。
秋口くらいに、こんどは実を取りにこようかねえ。

祟る樹、その後
祟る樹、その後
祟る樹、その後
祟る樹、その後

あなたにおススメの記事

Posted by 独酔舎 at 16:20│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
祟る樹、その後
    コメント(0)