エフェクターについて

独酔舎

2004年10月10日 22:23


【左】がゆうべのライブから使い始めた「ファズワウ」。
ごらんのとおり、一見アメ車のプラモデル。
だいぶ前(独身時代)に買ったはいいが使う踏ん切りがつかず、部屋の隅に転がっていたものだから、

ちかごろは【右】のように、いたいけな両生類どもにまでバカにされておりましたが、

じつはものすご〜く凶悪な奴なのです。
まず最初に書いてしまいますが、
楽器の音色に関して言えば、わたしには「楽器の自然な音色が一番。手元で鳴ってる音をナチュラルに増幅して・・・」といった“生音信仰”はまったくありません。

ひとつには、ウクレレという生音の小さな楽器を使っていて、なおかつ自分の生声が馬鹿でかいために、特にアップテンポの曲では楽器の音が聞きづらくてノリが悪くなったり、無意識で大きな音を出そうとするために爪を割ったり、奏法自体が荒れたりするため。
(同じ理由で、ストリートの演奏もあまり好きじゃない。)

もうひとつは、パンク〜ニューウエーブを通過してきているせいか、アンプやエフェクターも特有の個性を持った楽器として、エレキやアコギ等と同列にとらえる癖がついている。

そもそも、世に言う「自然なギターの音」自体、実はスタジオで造りに造り込まれたCD(昔はレコード)の音に由来するものなんで、時代時代で明らかな流行りすたりがあるんだもの。

で、ライブ会場のサイズに関わらず、PA等音響機材のある場所ではできるだけそれを使わせてもらって、なおかつ、マイク収音じゃなくラインで音を出させてもらってます。
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