第7回 中津川べりフォークジャンボリー

独酔舎

2006年09月25日 15:40


開運橋、とくれば盛岡ですね。

高速夜行バスで池袋駅前を深夜11時半に出て、盛岡駅に着いたのは朝6時半。眠っているうちに着いて、しかも料金は自走のときのガソリン代程度。ありがたいもんです。(寄り道する楽しみはありませんが・・・)
しんと冷え込んだ空気。この朝、気温が7度まで下がったとか。関東とくらべ、季節がひと月ぶんばかり早い感じです。


「不来方(こずかた)の御城」こと盛岡城址公園の南に、中津川という川が流れています。川岸がきれいに整備されて、この日(土曜日)もあくる日も、釣りや川遊びの家族連れでほどほどににぎわっていました。
県庁所在地にしてこの環境の良さ。まったく羨ましい限りだ。


上の写真を撮ったのは中津川に掛かる「中の橋」。
この「中の橋」の南詰めに市の観光案内所なんかが入っている「プラザおでって」があって、三階の「おでってホール」で東北一帯の好き者たちが集まって毎年開催されている一大ライブイベント。
その名も“中津川べりフォークジャンボリー”、通称“べり”(笑)


主宰の“よしだかずを”氏。
鳶か火消しの頭を思わせる豪快なキャラクターの持ち主。
これが、ステージに立つとすごいんです。
歌は上手いし、オリジナルの完成度もたいへんなもんだ。
ギターの腕前は・・・この日、ギター2本だけで憂歌団の「マディージャンプスワン」を完奏してしまった。


二日間で42組・88人がステージに上がる長丁場だったわけですが、わたしは久しぶりの盛岡がうれしくて、しじゅう会場を抜け出してはうろうろ歩き回っておりました。ステージ観られなかったみなさん、ごめんなさい!
地元盛岡の歌い手さんが多かったわけですが、秋田や仙台、青森〜北海道からも大勢参加していました。

レベルは、この種のイベントとしてはかなり高いほうだったと思います。いや、勉強になりました、ホント。打上げも楽しかったし!

ライブハウスでの演奏とは別の意味で、こういう場に参加させてもらうのは財産になります・・・

秋田から来たユニットの中に“エコーズ”の今川勉さんがいて、これはビックリ。握手してもらっちゃいましたよ。学生の頃ファンだったんですもの。

×   ×   ×

それにしても、よしだかずをさんの引き出しの多さは凄い。スタイルはフォークソングなんですが、極めて黒っぽいフィーリングがカラダにしみついていて、これはやっぱり普段聴いているものが違うんでしょう。

何より、その陽性なキャラクターが観客を笑わせ、熱狂させ、ほろりと泣かせます。

来月は上福岡「曼陀羅」にも登場します。お楽しみに!

2006 年 10 月 28 日 (土曜日)
上福岡「曼陀羅」
“くらっとukulele・ふらっとBlues”
ひさびさの曼陀羅マンスリー。今回は豪華三本立て!
出演:非癒し系ウクレリアン 独 酔 舎
   南部盛岡の重鎮    よしだかずを
   雪国のブルースマン  や な ぎ
スタート19:30
チャージ1500円(1ドリンク別)
http://www5f.biglobe.ne.jp/~mandara/index.htm
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