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2007年05月05日

春一番

・・・といっても、“ちっちゃい猪木”のことではありません。イチニッサン、だぁ~(泣)
春一番
関西潜伏してきました。
ひとつは、おやじ本舗キムラが京都府綾部市で今月から開業するカフェを表敬訪問。
ひとつは、FLY,DOVE,FLYの事務連絡。
もうひとつは、かねてからの念願だった『春一番コンサート』の観戦。

×   ×   ×

カフェのほうは、きっとこれからいろいろ書く機会があるとして、
『春一』!

右も左もわからん大阪。カンチさんにつきあっていただいて現地入り。
小一時間並んだ甲斐あって、ステージ上の縁者と同一目線のすごくいい席に座れた。

開場時間=開演時間。モギリを通って会場に入ると、ステージでは佐久間順平さん率いるバーボンストリートブルースバンド(このユニット名にときめいてしまうひと、おともだちになりたいです!)が夢見るようなワルツを演奏している。いきなりのこの演出にすっかりやられている自分!
それにしても竹田裕美子さん、観るたんびに若々しくなってる。あの笑顔がステージにあるだけでワクワクしてしまう。歌も聴きたかったなあ。

バーボンをバックにステージに飛び出してきた中川五郎さん。瞬間、空気がパッと明るくなる。
ガチャガチャしたギターや不器用なジャンプまで含めて、あ~、このひとってやっぱり凄い人なんだ、って(今回初めて・・・)思った。

長見順というブルースウーマンがいて、ジョニーギターワトソンやゲイトマウスみたいな感じで、ライブは大盛り上がりでたいへんなことになってる!という噂を聴いて、ファーストアルバムの「大きい花」を買った。
プレイヤーに乗っけてみたら・・・ありゃ????
詞も曲もすごくいい。でも、ブルースじゃない。おなじ思いをした人は多いんだろうな。
「あたしは複雑なのお」と本人が歌うように、きっとおそろしく複雑で、(それ故に)原則はシンプルなひとなんだろうな。今回のステージ(フルアコ弾き語り)もすごくスレスレな感じ。
ヘナヘナな感じで弾き始めて、油断してると「ガリゴリバッキ~ン!」ずっごい。
おがわみしおさんと二人でやったギター漫談、かわいかった。

加川良+すぎの暢(のぶ)
すぎのさんとのユニット、ライブで観るのははじめて。
歪みきったスチールギターが暴れまわるなかで、確実に「主帳」する加川さんの歌とギター。
個人的には、この日いちばん好きな音だった。そういえば独身時代、テスコのスチール持ってたんだよなあ・・・

有山じゅんじ
いわゆる“大阪の宝”でいいんでしょうか。
クロムウェルのペケペケなフルアコ(・・・好きだなあ!)で、速いラグを数曲。超人。

「♪ラグタイムぅってなぁんだろ? 楽っくな気持ちのことかなあ?
だぁけどことばの感じがとてもいいぃ~」
できたばかりの曲だとかで、それだけに細かいパッセージとか全然歌えてない(笑)
ああ、ゆるい。たまらない。一昨年川越の鶴川座で見逃したのが悔やまれる。

あとね、関東ではほとんど知られてないけど良元優作さんという若者がすごく良かったです。
ディランチルドレン(・・・ひ孫か?)なんだろうけど、力強い「年寄り声」。
カンチさん家でCD聴いてたんだけど、ライブのほうが全然いい。
ミスタボージャングルの翻案の「キムおじさん」は、泣けるなあ。
「最後にゲストが参加して一曲やります。ゲスト、“笛吹きおじさん”!」(拍手)
・・・出てきたのはフルート抱えた有山じゅんじさん。ひぃ。

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Posted by 独酔舎 at 10:20│Comments(2)
この記事へのコメント
おお、春一
いっぺんも行ったことない
知らない人や知らない音楽が一杯あるみたいで
独さんの文字ずらから音がガシャガシャと聞こえてくるみたいで
会場の喧騒と静寂が伝わってくるみたいで
いいなあ、春一
来年ってあるのかなあ
Posted by こーいち at 2007年05月05日 13:34
いってきちゃいましたよお!念願の『春一』。
好きな演者のときにはステージ下に座り込んだり通路に座ったりしてすきなように聴けるのが良かった!
環境こそ似ているが、日比谷の某野音とはえらい違いですな。
江州音頭の桜川唯丸一座の登場で、ステージ前は踊りの渦!宮武希ちゃんがいっしょになって楽しそうに踊ってたのが印象的でした

客の入りはクライマックスでも八分から九分といったところ。このメンツで、この料金(3500円)で!・・・と思ったが、実は地元の若い音楽ファンにはイベントの存在自体知られていなかったりするんですと。

てなわけで、エイヤと飛んで行っちゃえば、きわめてユルく楽しめるイベントであることがわかりました。風太さんも元気そうだったし、来年もあるんじゃないでしょうか。

×   ×   ×

曲間のセット替えがてきぱきとしていて良かったです。

メインステージとサブステージ(客席中央!)をうまく使い分け、さらにはメインステージのドラム台の前に目隠しを置くなど、客にストレスを与えずにスムーズな入れ替えをするのための工夫がされていた。

あと、「どんな大物でもアンコールなし」という原則が守られてるらしいのも、感心させられましたっけ。

動員力のある一流どころでさえここまで心を配っているんだもの。アマアチュアだったらなおのこと・・・
Posted by 独酔舎 at 2007年05月05日 20:19
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    コメント(2)