2006年10月29日
こんやのむぞう/やなぎ/独酔舎@曼陀羅
のむぞう&やなぎが歌う“Splendid drunk(街の素敵な酔っ払い)”。
やなぎさんの声はにがく乾いていて、それでいて最後にはすべてを自らの手で受け止め(ようとす)る温かみに満ちている。
・・・海千山千のおっちゃんやおばちゃんやオカマちゃんやオコゲちゃんやらが、彼の歌にハマってしまう、それが理由なんだろう。
よし・・・じゃなくて、のむぞうさん(いや、本人がそう呼べっていうもんだから)の声はグルービーで過剰。あけすけな表現をすれば、たまらなく「暑苦しい」。
・・・プッ●ンプリンをカタチ良くお皿に落すためにストレッチ3時間やってます、というくらいの過剰さは、
じつは長いキャリアの中で練りに練られた「技巧」なのであって、それはだれも真似できない、そもそも真似したって何の意味もないものであって、
要するに私らは「やなぎ」「のむぞう」という人間を観て、泣いたり笑ったりしていたのですわ。
× × ×
最高でした。
・・・このフレーズ、昨夜から何度繰り返したことやら。
「くらっとukulele」始めて思うこと。ジョイントライブってつくづく“組み合わせの妙”なんだよねえ。
天性のムードメイカーである「よしだ」氏にまんまと乗せられて、普段なら安全策を取るところを正面突破しちゃった感じ。ほころびやドサクサもあったけど、後悔するひまもなく次へ次へ。
何よりひさびさに思い切り手足を伸ばしている自分がうれしい。
こういうの、しばらく忘れてた。
・・・という感動的なライブの後、打上げの席で話題をさらった一本のお酒。
ラベルのインパクトはもちろんですが、味もなかなかのもの。
言葉で表現すると、“カリン、ドス~ン!”。
ご用命は鴻巣『金子屋』へ。
http://www.ksky.ne.jp/~yoshi/kanekoyahome.htm