さぽろぐ

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2005年12月30日

正月休み

俺と悪魔のブルーズ.jpg

ここ数日読んだ(?)本。
「俺と悪魔のブルーズ」平本アキラ:講談社
ひところ巷でうわさになった、なんとあのロバートジョンソンをモチーフにした伝奇漫画であります。
単行本が本屋さんの店頭にないもんで、興味はあったが未読のままになっていたのですが、たんぽぽさんがひょっこり買ってきてくれました。
本人は「RJ」というイニシャルでしか出てこないのですが、サンハウスやウイリーブラウンも出てきたりして、ブルースをかじった人間にはたまらない内容です。ぎくしゃくした絵柄がときにデモニッシュな感じでハマります。

が、個人的には第2巻のあとがきを書いてる鮎川誠さんの文章が、すごく鮎川さんの人柄が出ててヨカッタ。

この春、小金井で高田渡さんの追悼集会があって、いろんなミュージシャンがかわるがわる登壇して歌ったんだけど、突然鮎川夫妻が現れてサティスファクション歌いだしたのにはマイッタ!
「あの」レスポールをアコギ用のDIに直挿ししてるもんだから音なんかペンペンなんだけど、あのわけのわからん高揚感・・・
(渡さん、サンハウスの頃からの付き合いなんですと。休みの日にべろんべろんに酔っ払って鮎川邸に現れて、ゴハン食べてったりしたんだって。)

「ラフミュージック宣言」大熊ワタル:インパクト出版会
ちんどん屋やジンタ(この二つの違い、この本を読んではじめて理解しました!)なんかのストリートミュージックの歴史と現在、学究と実践を硬軟織り交ぜて語った(わたし的に)好著。
大熊ワタルさんってどこかで聞いたと思ったら、ソウルフラワーモノノケサミットで管楽器吹いてるヒトだったのだ。

植民地化の尖兵としての軍楽隊が世界各地に撒き散らしたタネの突然変異としてこれらのストリートミュージックがあるというのは目からウロコ。そういえば、ウクレレをはじめとするハワイアンミュージックだって植民地化の所産なのだ。

ウクレレ弾いて「ブンガワンソロ」や「満鉄小唄」歌ってる私っていったいどうよ。

×   ×   ×

さて、正月休みに入ってハードな「孫ツアー」が続いております。明日の大晦日は上福岡の実家で過ごす予定。夜は曼陀羅に顔出してみるかな?

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Posted by 独酔舎 at 22:31│Comments(1)毎日
この記事へのコメント
「俺と悪魔の…」は、【今年注目の漫画】という類の本に紹介されていました。確かに紹介されるだけあって、読み応えアリです。
Posted by ゲスト at 2005年12月31日 01:40
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    コメント(1)